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「不満を感じている」 前アーセナル指揮官ベンゲル、フリーの現状に…

 昨季までアーセナルを率いていたアーセン・ベンゲル監督はやはり監督業復帰を熱望しているようだ。現地時間16日、イギリスメディア『BeIn Sports』がこれを伝えている。

 ベンゲル氏はJリーグの名古屋グランパスエイトの指揮官を務めた後、1996年10月にアーセナルの指揮官に就任。そのアーセナルでは就任2年目の1997/98シーズンにプレミアリーグ優勝を果たすと、2003/04シーズンに無敗優勝を達成するなど数多くの功績を残している。

 昨季まで22年間という長期にわたりひとつのクラブで指揮官を務め、現在はフリーの身となっているベンゲル氏だが、同メディアのインタビューにおいて「全く(監督業を)引退したと感じていない。けど(現状に)不満を感じているよ」と語っている。

 また同氏は「(監督業を)終了していないよ。人々はこのようなケースで『引退した』というように常に言いたがる。年齢を重ねると(監督業を)完全に終えたと言いたがる。けど人生において意欲を持っている限り、私は(監督業を)続けるよ。私は競争を好んでいる」とコメントを残している。

 なおベンゲル氏を巡っては、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督に替わりミラン指揮官就任の可能性が取りざたされていたものの、本人がこれを否定している。

 ただそれでも以前のインタビューでもイングランド以外のリーグでの監督業に意欲を示すなど、同氏は現場復帰への強い望みを発信している。果たしてベンゲル氏招へいに名乗りをあげるクラブは出てくるのだろうか。