ラ・リーガ バルセロナ

「彼の態度次第」 バルサ一筋のレジェンドが問題児デンベレに金言

 バルセロナを長年支え、現役引退後の現在は代理人としてフットボール界に関わっているカルレス・プジョル氏がフランス代表FWウスマン・デンベレの行動について言及しているようだ。現地時間14日、スペイン紙『マルカ』がこれを伝えている。

 バルセロナで2シーズン目を迎えているデンベレは、10月下旬に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節・インテル戦で遅刻により試合に出場させてもらえなかったと周囲で伝えられていた。

 また今月8日にはトレーニング開始直前に欠席の連絡を行っており、クラブを率いるエルネスト・バルベルデ監督はこの行動により同選手のベティス戦招集外を決断したものとみられる。

 さらにそのベティス戦ではバルセロナの本拠地であるカンプ・ノウにキックオフ直前に到着したと伝えられている。これについても、メンバー外となった選手たちがチームメイトとともに早い時間帯に試合会場に入ることがひとつの規則となっていることを踏まえると、同選手はそれを守らなかったことになる。

 メンタル面で大きな問題を抱えているデンベレについてプジョル氏は「彼はまだ若い。ドレッシングルームの様子は私には分からないし、彼の日々の過ごし方も同様に把握しているわけではない」と前置きをしている。

 そして同氏は「バルセロナが持っている哲学に適用することは簡単なことではないし、チーム全体が彼を助ける必要がある。彼の周りには良き先輩がいるが、彼自身の態度次第だ」とコメント。周囲のサポートが必要という見解を示しながらも、最終的には同選手自身の振る舞いに依存すると考えているようだ。

 デンベレにはフランス代表指揮官のディディエ・デシャンも遅刻をよくすることに対して苦言を呈しており、同選手に“改心”が求められている。