チャンピオンズリーグ

CL第3節終了時点での突破確率。未勝利でも突破の可能性あり?

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節が日本時間7日から8日にかけて開催される。そこで今回は、グループステージ(GS)折り返し地点となる第3節を終えた時点での過去のデータを振り返りたい。(現行のGS6試合制に移行した2003/2004シーズン以降のデータ)


勝ち点0は厳しい?

現行のルールとなった2003/2004シーズン以降のCLで開幕3連敗を喫したのは41チーム。その全て41チームがGS敗退となっている。

今季のCL第3節終了時点で勝ち点0、つまり3連敗を喫しているのは2クラブ。グループDのロコモティフ・モスクワとグループEのAEKアテネだ。過去のデータをみてもロコモティフ・モスクワとAEKアテネが突破する確率は極めて低いと言える。


未勝利でも希望はある?

現行のルールとなった2003/2004シーズン以降のCLで、開幕3試合未勝利にも関わらず突破を決めたチームが、以下12チーム存在する。

パナシナイコス(2008/2009)、アーセナル(2003/2004)、バイエル・レバークーゼン(2016/2017)、ローマ(2015/2016)、ヘント(2015/2016)、マンチェスター・シティ(2014/2015)、ガラタサライ(2012/2013)、シュツットガルト(2009/2010)、リバプール(2007/2008)、ベルダー・ブレーメン(2005/2006)、ポルト(2004/2005)、セルタ・デ・ビーゴ(2003/2004)

今季のCLではモナコ、トッテナム・ホットスパー、ホッフェンハイム、シャフタール・ドネツク、バレンシアなど名門クラブが開幕3試合終了時点でいまだ未勝利となっているが、まだまだ突破への希望は残されている。


好調チームも油断は禁物?

現行のルールとなった2003/2004シーズン以降のCLで、開幕3試合で7ポイント(2勝1分)を記録したものの敗退したチームが、以下4チーム存在する。

ポルト(2015/2016)、レンジャーズ(2007/2008)、マルセイユ(2007/2008)、CSKAモスクワ(2006/2007)

今季のCLではポルト、アヤックス、バイエルン・ミュンヘンの3クラブが2勝1分の7ポイントを記録している。突破確率は93%ながら油断は禁物だ。


突破決定?

現行のルールとなった2003/2004シーズン以降のCLで、47チームが開幕3連勝を飾っている。その全てがGS突破を果たしており、突破確率は100%だ。

今季のCLではボルシア・ドルトムント、バルセロナ、ユベントスが勝ち点9を獲得。過去のデータをみても、ほぼ間違いなく突破が決定している状況だ。


CL突破確率

第3節終了時点でのポイント:突破-敗退(突破確率)
0: 0-41 (0%)
1: 7-60 (11%)
2: 4-19 (18%)
3: 18-58 (24%)
4: 32-40 (44%)
5: 18-7 (73%)
6: 62-11 (84%)
7: 52-4 (93%)
9: 47-0 (100%)

現行のGS6試合制に移行した2003/2004シーズン以降のデータである。