レスター・シティのクロード・ピュエル監督は現地時間3日に行われたプレミアリーグ第11節・カーディフ戦後、ゴールを決めたFWデマライ・グレイへの判定について言及しているようだ。同日、イギリスメディア『BBC』がこれを伝えている。
先週末に本拠地・キングパワースタジアムで行われた第10節・ウェストハム・ユナイテッド戦で試合終了約1時間後にオーナーを務めていたビチャイ・スリバッダナプラバ氏ら5名が搭乗したヘリコプターがスタジアム脇の駐車場に墜落・炎上し、オーナーの死亡が確認されていた。
メンタル面で非常に難しい1週間を過ごしていたレスターの選手やクラブスタッフは事故後、初めてとなる公式戦においてグレイのゴールを守り切り、見事勝利を収めている。
またグレイは55分に得点した際、アウェイまで駆けつけたサポーターに向けて「(このゴールを)オーナーに捧げる」というアンダーシャツを披露。これに対してリー・プロバート主審はイエローカードを提示している。
このパフォーマンスについてピュエル監督は「我々はプロフェッショナルさを持ちながらプレーした。レフリーにもそのプロフェッショナル精神が重要だったと思う」とコメント。イエローカードを提示した場面に直接言及はしていないものの、チームが置かれた現状を考慮してほしかったと考えているようだ。
なお試合後には他の選手たちもユニフォームを脱ぎ、アンダーシャツに書かれたスリバッダナプラバ氏へのメッセージをファンや天国へ飛び立った同氏へ披露している。
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