Jリーグ 大分トリニータ

サポーターの“声”から生まれた特殊なスポンサー契約に迫る【「浅田飴×大分トリニータ」特別インタビュー第1弾】

浅田飴の缶を持ちながら選手たちに指示を出す片野坂知宏監督 ⒸOITA F.C.

「盛り上げて頂いたサポーターの皆さんのためにも」

津田:
やはり1ヵ月以内に全て話がまとまることは異例だったんですね…
浅田飴さんと大分トリニータさんが初めて面談されたときは、主に片野坂知宏監督の采配や声枯れに関するお話をされていたと思いますが、他に何か具体的なお話はされましたか?

玉木:
髙﨑さんとは8月23日に初めてお会いしました。
話の内容としましては、津田さんが仰られたように、大分トリニータというクラブの自己紹介、片野坂監督の人柄ですね。
ただその時点ですでにツイッター上では盛り上がっていたので、具体的に何をというところまでは詰まっていませんでしたが、盛り上げて頂いたサポーターの皆さんのためにも「何かひとつ形にできたら」というお話をさせて頂いた感じですね。

そこで決まったこととしましては、「のどでお困りでいらっしゃる監督のために8月25日に行われるリーグ戦に向けて飴を送らせて頂きます」ということです。
なにより大分トリニータというチームや監督さんが地域やサポーターに愛される存在であることが話をする中で伝わってきましたし、なにかお力になれればと思いました。

津田:
なるほど、初めての面談の段階ではコラボレーション企画やスポンサー契約に関することよりも、大分トリニータや片野坂監督を助けたいという気持ちが強かったということですね?

玉木:
そうですね。せっかくできたご縁ですから、何か良い方向にむかっていければと。

津田:
トリニータさんはどのようにお考えだったのですか?

髙﨑:
サポーターは非常に盛り上がっていましたし、浅田飴さんとの関係を続けたいと思っていました。
なので、浅田飴さんが(今回の件に関して)どのように思われているのか、ご迷惑かかっていないのか、ということも確かめたいと思ったので、お伺いしました。
また初めてお会いするときには飴を買おうと思っていました。そしたら(飴を)ご提供頂けるということでした。

 

 

 

 

(次回に続く)
次回は8月25日のリーグ戦でクラブスタッフに飴が届けられるまでの舞台裏や正式にスポンサー契約に至るまでの流れについて振り返って頂く。
監督のみならず、盛り上げたファンに対する浅田飴の“恩返し”は果たしてどのような形で実現に至るのだろうか。

 

聞き手:津田翔汰(フットボール・トライブ編集部)

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