セリエA インテル

「インスタグラムを使う方法が必要」 元インテルのビエリが痛烈な皮肉

 かつてユベントス、インテル、ミランいずれでもプレーし、セリエAの数多くのクラブに在籍していたクリスティアン・ビエリが現役ストライカーのフットボールに対する姿勢について苦言を呈しているようだ。現地時間30日、イタリアのラジオ局『Radio Deejay』がこれを伝えている。

 ビエリ氏はキャリア通算200ゴール以上をマークするなど、1990年代から2000年代にかけてイタリアサッカー界の黄金時代を代表するストライカーとして多くのフットボールファンの記憶に刻まれている。

 そんなビエリ氏であるが、現代サッカーにおけるストライカーの姿勢について「今の時代、ストライカーになるためにはインスタグラムを上手に使うための方法のみが必要だ。1シーズンで30ゴールを決める必要がない。毎週ゴールを決める必要もない」とコメント。ピッチ内の結果に対するこだわりが見えないようだ。

 また自身が現役時代の時については「以前のストライカーはゴールを決められなかった時には落ち込んでいたし、翌日以降にミスを振り返り、改善に努めていたよ。我々はゴールに飢えていたんだ」と語っており、ネットを揺らすことを毎試合求めていたことを明かしている。

 SNSが発達したことにより、試合後に選手たちがスマートフォンで自身の様子をファンに伝えることがどこか当たり前となっていることに対して、ビエリ氏はフットボーラーとして大事にすべきものがあるということを主張した格好だ。