
日本時間日曜日に行われたエル・クラシコで5-1の敗戦を喫したレアル・マドリード。直近の6試合で5敗と、不振が続いたフレン・ロペテギの解任を決定づけた試合だ。監督がチームの不振の責任を負うことは当然だろう。しかし、プレーしている選手にも一定の責任が生じる。今回はロペテギを解任に追い込むパフォーマンスを見せた5人の選手をご紹介する。

ラファエル・ヴァラン
ロシアワールドカップの優勝メンバーとして、結果にふさわしいパフォーマンスを見せたヴァランだが、今シーズンのマドリードでは足の速い選手になり下がった。インテリジェンスなポジショニングや危機察知能力は失われ、マドリードは10試合で14ゴールを失った。クラシコではバルセロナにPKを与え、前半でベンチに退くというDFとしては最大級の恥をかいた。

セルヒオ・ラモス
ロペテギを最も歓迎し、最もロシアワールドカップ出場のために、ロペテギのために最も熱く戦ったのがラモスだ。しかし、シーズンが始まると指示にはない攻撃参加を繰り返し、ディフェンスを不安定なものにする1つの原因となった。クラシコでのパフォーマンスも決して良いとは言えない。彼は口ではロペテギを擁護しているが、彼の行動はその逆だ。

ティボー・クルトゥワ
クルトゥワは今夏にマドリードに移籍するという決断を下した。チームにはケイロル・ナバスという世界最高クラスのGKが所属しており、ロペテギはリーグ戦とチャンピオンズリーグ(CL)で使い分けるという決定をした。しかし、彼のパフォーマンスはロシアワールドカップでの素晴らしいものからかけ離れているように見え、昨シーズンのチェルシーでのそれと変わらないもの。彼のパフォーマンスはマドリードからリズムを奪った。クルトゥワはロペテギのチームに問題を引き起こし、解決するために何も行わなかった。

ルカ・モドリッチ
ワールドカップで最高の選手に選ばれ、今年のバロンドール候補でもあるモドリッチは、シーズン開幕後もそのパフォーマンスを継続するかに思われた。ただ、現実は厳しい。彼をサポートし補助的な役割をこなしてきたイバン・ラキティッチがいなければ、彼がワールドカップレベルで輝くことは難しいのかもしれない。スピード感に欠け、ワールドカップの影響は披露は明らか、守備への参加も非常に鈍かった。ロペテギがポゼッションと積極性をチームに求める中、モドリッチにはそのどちらもがなかった。

ガレス・ベイル
誰よりもロペテギを失望させたのはベイルかもしれない。もちろん、ロペテギの理想(ポゼッション)と現実(カウンター)の間でプレーすることは難しいものだっあだろう。ただ、クリスティアーノ・ロナウドの退団はベイルが長年求めたものではなかっただろうか。彼の気持ちを読むことはできないが、多くの人がベイルの立場であったなら、C・ロナウドの退団はモチベーションにつながるはずだ。彼は試合中に自身を主張することもなく、まるでショーに参加する1人の構成員のように振舞っていた。
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