ディディエ・ドログバ、フェルナンド・トーレス、ジエゴ・コスタなど近年のチェルシーには絶対的なストライカーが君臨してきた。今シーズンのスカッドはオリビエ・ジルーとアルバロ・モラタが軸となっている。ジルーはフランス代表でのアントワーヌ・グリーズマンとの関係性をエデン・アザールとみせており、最高のオプションの1人だ。ただ、アルバロ・モラタはバーンリー戦でゴールを挙げたものの、一貫性に大きく欠けている。今回はそんなモラタに置き換わる可能性のあるストライカーをご紹介する。
ロベルト・レバンドフスキ
レバンドフスキがバイエルン・ミュンヘンを離れ、キャリアにおいて新たなチャレンジを求めているというのは有名な話だ。レアル・マドリードなど世界的なクラブが獲得に動くことは間違いないが、チェルシーにもチャンスはあるだろう。マウリツィオ・サッリの下で理想的なシーズンを過ごしながらも、絶対的なストライカーのいないチームはレバンドフスキにとって魅力的なはずだ。
ティモ・ベルナー
ティモ・ベルナーもブンデスリーガを離れると噂される選手だ。スピード、フィニッシュの精度、インテリジェンスを兼ね備えるベルナーはジョゼップ・グアルディオラなど、偉大な監督に良い印象を与えている。2019年の夏にプレミアリーグ参戦が噂されるベルナー。マウリツィオ・サッリの率いるチェルシーは、彼のプレースタイルと能力を考えても理想的なクラブだ。
ゴンサロ・イグアイン
現代のサッカー界で最もシニカルなストライカーであるイグアインもモラタの代わりとして、非常に有用な選手となるだろう。過去にはサッリがイグアインのチェルシー加入を望んでいたと報じられている。フィニッシュの精度に加えて、パスやポストプレーの能力も兼ね備えるイグアインは常にビッグクラブから注視されてきた。また、イグアイン自身もサッリの下で最高のシーズンを過ごした経験を持つ。相思相愛となってもおかしくない。ただ、ミランのフォワードの枚数が少ないことから、ミランの補強にも依存することになるだろう。
パトリック・クトローネ
ミランからは若きストライカーも候補に入れよう。サッリの志向するフットボールの中で、ストライカーは正しい局面で、正しいタイミングでゴール前に顔を出すことを求められる。クトローネは弱冠20歳ながら、すでにその能力を手にしていると言えるだろう。問題となるのは、ミランのフォワードの層の薄さと彼がクラブのユース出身であるということ。クトローネがミランに愛想を尽かさない限り、獲得は難しいだろう。
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