
元ブラジル代表のガブリエル・バルボーザ 写真提供:Getty Images
ブラジル1部に所属するサントスのホセ・カルロス・ペレス会長はガビゴルことFWガブリエル・バルボーザの去就について来年以降もクラブに残ることが難しいとの見解を示しているようだ。現地時間24日、ブラジルメディア『O Globo』が伝えている。
ガビゴルは2016年夏にサントスからインテルへ3350万ユーロ(約44億円)という巨額の移籍金で加入したものの、加入1年目は公式戦わずか10試合の出場にとどまるなど低調なパフォーマンスに終始。昨夏にはベンフィカへレンタルで加入したものの公式戦5試合の出場に終わり、今年1月に古巣サントスへ1年レンタルで復帰していた。
そのサントスで公式戦36試合に出場し14ゴールを挙げるなどブラジルで本来のパフォーマンスを取り戻した同選手だが、レンタル期間が今年12月末までとなっておりその後の去就は不透明な状況になっている。
以前にペレス会長は同選手のレンタル期間延長に向けてインテルとクラブ間交渉を行う姿勢を示していたものの「ガブリエルはインテルに放出しているし、5年契約にサインしている」と語った。
また同会長は「インテルのオーナーはすでにガブリエルの価値が獲得時の75%にまで落ちており、これ以上落とすことはできないと伝えてきた。(同選手のレンタル期間延長は)非常に難しいだろう」というコメントを残している。
かつて鳴り物入りでブラジルからイタリアサッカー界にやって来たガビゴルではあったものの、今は完全に影を潜めている状況であり、インテル側も高値がつくタイミングでの完全放出を目論んでいるのかもしれない。
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