セリエA ミラン

ガットゥーゾの後任に挙がっていたドナドーニ、ミラン監督就任の噂を否定

 前ボローニャ指揮官のロベルト・ドナドーニ氏はどうやらジェンナーロ・ガットゥーゾの後任としてミラン指揮官に就任することを完全否定しているようだ。現地時間24日、イタリアメディア『ANSA』がこれを伝えている。

 ミランは現地時間21日に行われたセリエA第9節・インテルとのミラノダービーで試合終了間際にアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディにネットを揺らされ、そのまま0-1で敗れていることに加え、試合内容でも乏しいと批判の声があがっている。

 またイタリア国内の複数メディアはミランのレオナルドSD(スポーツディレクター)はジェンナーロ・ガットゥーゾ監督よりも戦術眼で優れた指揮官の招聘(しょうへい)を検討していると伝えていた。

 そしてガットゥーゾ監督の後任候補として、昨夏に契約満了に伴いボローニャ指揮官を退任し現在はフリーの身となっているドナドーニ氏にミランが関心を示しているという噂が取りざたされていた。

 しかし同氏の代理人は「レオナルド、ドナドーニ、そして(監督交代を求めている)リッカルド・モントリーボの3者で会談を行ったことは一度たりともない」とミラン指揮官就任の可能性を完全否定した。

 ミランは今季ここまでリーグ戦で8試合を終え3勝3分2敗、勝ち点12の12位にとどまっており、ユベントスやインテルなど上位クラブから後れをとっている状況である。ドナドーニ氏就任の可能性は消滅した形であるものの、ガットゥーゾからの指揮官交代の可能性は残っているかもしれない。