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【ACL】鹿島が苦しみながらもクラブ史上初となる決勝進出!

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝2nd レグが24日に行われ、鹿島アントラーズと水原三星が対戦した。

 1st レグは試合終了間際にDF内田篤人が劇的ゴールを決め3-2で勝利した鹿島。引き分け以上で決勝戦進出が決まる。

 試合が動いたのは前半25分、鹿島が右サイドからのフリーキックを獲得するとセルジーニョのクロスをニアサイドで山本脩斗が頭で合わせ敵地で貴重な先制点を挙げる。

 その後は水原三星の厳しいタックルを受けながらも鹿島が1点リードでハーフタイムを迎えた。

 後半が始まり鹿島が追加点を奪いに行くも、水原三星から逆襲を受ける。52分、早いタイミングでクロスを入れられヘディングシュート浴びるもクォン・スンテが弾く。だが、このセカンドボールを詰めていたイム・サンヒョプが押し込み同点に追いつかれる。

 さらに53分、ペナルティーエリア手前で起点を作られ、ポストプレーからミドルシュートを打たれるもスンテが何とか弾き出しコーナーキックへ。しかし、このCKをジョ・ソンジンに頭で決められ立て続けに失点。

 立て直したい鹿島だったが、60分にまた失点。右サイドでデヤン・ダミヤノビッチがDFを背負いながらも右足でシュートを放ちわずか8分で3失点を喫した。

 2戦合計4-5となった鹿島は64分、左サイドから安西幸輝がクロスを上げると、ファーサイドで待っていた西大伍がトラップから右足ボレー。左ポストに当たったボールはわずかにラインを越えた。

 2戦合計5-5と並んだ鹿島は82分、PA右側で鈴木がボールを収めて中央へパスを出すと、セルジーニョが右足でゴールネットを突き刺し3点目を獲得。2戦合計6-5になり、逆転に成功した。

 その後、鹿島はしっかりと守り切りクラブ史上初となる決勝進出を果たした。

 なお、決勝戦は11月3日と10日、優勝を懸けてイランのペルセポリスと対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ 3-3 水原三星
(2戦合計6-5)

【得点者】
25分 山本脩斗(鹿島)
52分 イム・サンヒョプ(水原三星)
53分 ジョ・ソンジン(水原三星)
60分 デヤン・ダミヤノビッチ(水原三星)
64分 西大伍(鹿島)
82分 セルジーニョ(鹿島)