フランスの強豪・モナコは今シーズンのリーグアンにおいてわずか1勝しか挙げられず18位と低迷していることから、レオナルド・ジャルディム監督の解任を発表。後任として元フランス代表であり、モナコでプレー経験を持つティエリ・アンリ氏を招聘(しょうへい)している。そこで今回は代表ウィーク明け以降のチームの命運を握るであろう6選手を紹介する。
ダニエル・スバシッチ
ポジション:GK
年齢:33
国籍:クロアチア
モナコ加入年度:2012年冬
ワールドカップ・ロシア大会でクロアチア代表のゴールマウスを守り、史上最高成績となる準優勝へ導いたスバシッチは、モナコで8シーズン目を迎えた今季は当初、今夏にボルフスブルクからフリーで加入したGKディエゴ・ベナリオにポジションを譲っていたものの、同選手が公式戦11試合で17失点と安定感に欠けていたこともあり、10月以降の公式戦で先発に復帰している。
アントニオ・バッレーカ
ポジション:DF
年齢:23
国籍:イタリア
モナコ加入年度:2018年夏
左サイドからの積極的な攻撃参加を得意としているバッレーカは将来のイタリア代表を背負う有望株として周囲から期待の声があがっている。開幕戦こそ先発メンバーに名を連ねていたものの、パフォーマンスが安定しないこともあり、ここ数試合は招集メンバーから外れる場合もある。
ユーリ・ティーレマンス
ポジション:MF
年齢:21
国籍:ベルギー
モナコ加入年度:2017年夏
アンデルレヒトで頭角を現し、昨夏にモナコへ加入したティーレマンスは、ワールドカップ・ロシア大会でベルギー代表として臨んでおり、マンチェスター・シティのMFケビン・デ・ブライネやボルシア・ドルトムントのMFアクセル・ビツェルに続く中盤センターの選手として成長を遂げている。また同選手は今季ここまでチームが先発メンバーを固定できていない中、公式戦12試合中11試合で先発出場を果たしており、確実に計算できる戦力であることを示している。
アレクサンドル・ゴロビン
ポジション:MF
年齢:22
国籍:ロシア
モナコ加入年度:2018年夏
ワールドカップ・ロシア大会で大ブレイクを果たし、開催国ロシアのベスト8入りに大きく貢献したゴロビンは、複数クラブが争奪戦を繰り広げる中、出場機会が多く見込めるモナコへ加入。攻撃面での貢献のみならず、幅広いエリアのカバーリングも持ち味としている同選手は、シーズン開幕前に足首を痛め5試合の欠場を余儀なくされたものの、9月下旬以降は徐々に出場機会をつかんできている。
ステファン・ヨベティッチ
ポジション:FW
年齢:28
国籍:モンテネグロ
モナコ加入年度:2017年夏
フィオレンティーナからマンチェスター・シティへの移籍により自身のキャリアで下降線を辿っていたヨベティッチは、昨夏モナコに加入したもののシーズン終盤をふくらはぎの負傷により欠場している。今季もそのふくらはぎの状態が万全ではなく、すでに公式戦8試合で欠場しているものの、コンディションさえ回復すれば、得点能力をいかんなく発揮することだろう。
ラダメル・ファルカオ
ポジション:FW
年齢:32
国籍:コロンビア
モナコ加入年度:2013年(2016年夏にレンタル先のチェルシーから復帰)
かつてマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーへレンタル放出され、本来のパフォーマンスを発揮できずに苦しんでいたファルカオは、2016年夏のモナコ復帰以降は着実に得点を積み重ねている。また同選手は今季もキャプテンとしてチームをけん引しており、すでに4ゴールをマークしている。
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