代表マッチウィークは、ここまでのリーグ戦を振り返るのにうってつけのタイミングだ。リバプールのアリソン・ベッカーやユベントスのクリスティアーノ・ロナウドは、新天地で“新戦力”として機能していると言えるだろう。ただ、スターの中にはいまだ結果を残せていない選手も。今回は今シーズン最も失望を与えている5選手をご紹介する。
アルトゥーロ・ビダル
クラブ:バルセロナ
ここ10年間でビダルは欧州最高峰のクラブの中で確固たる地位を築き、様々な功績を残してきた。ユベントスではアンドレア・ピルロの護衛としてチャンピオンズリーグの決勝に進出。バイエルン・ミュンヘンではシャビ・アロンソの護衛としてトロフィーを獲得し続けた。そんなビダルは今夏にバルセロナに移籍。レンタルで中国に戻ったパウリーニョの穴を埋める活躍を期待されたが、出場機会は多く得られず。出場しても彼のパワフルなプレーは鳴りを潜めている。
ファビーニョ
クラブ:リバプール
紙の上では、非常に魅力的な契約だったファビーニョ。同選手の獲得に心を躍らせたリバプールのサポーターも多いだろう。しかし、満を持して挑んだプレミアリーグの舞台で、彼はまだ何も始めることができていない。監督のユルゲン・クロップはファビーニョにはプレミアリーグのフィジカル的なフットボールにもっと取り組む必要があると話した。同じく新加入のナビ・ケイタが結果を残しているだけに、本人にとっても難しい時間を過ごしているといえるだろう。
マウコム
クラブ:バルセロナ
議論の的となったマウコムのバルセロナ移籍。本人もその移籍を後悔しているかもしれない。皮肉なことに、選択したバルセロナでマウコムはほとんど機能していない。彼との高額な契約はバルセロナにとって不必要ともいえるレベルだ。彼がスターティングイレブンに名を連ねるには、素晴らしいドリブルの技術と高いフィニッシュ精度を見せつける必要がある。
モハメド・サラー
クラブ:リバプール
昨シーズンの輝きからは程遠い状態にあるのがサラーだ。依然として負傷を抱えているとも言われているが、彼のプレーは躊躇や神経質な面が現れる。もちろんリバプールでの1年目の成績が彼のキャリアの中で突出した数字(信用性が低い数字)であることは間違いないだろう。それでも、昨シーズンの活躍に胸を打たれたサポーターも多いはずだ。復調が最も期待される選手だろう。
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