リーグ戦首位でありライバルのマンチェスター・シティに勝ち点7差をつけられ、8位に甘んじているマンチェスター・ユナイテッド。ニューカッスルとの直近のリーグ戦ではなんとか勝ち点3を手にしたものの、指揮官ジョゼ・モウリーニョに集まる批判はとどまるところを知らない。そこで今回は、モウリーニョがクラブのためにも自身のためにももっと信頼すべき選手をご紹介する。
ポール・ポグバ
私たちが知らない裏にある真実もあるだろうが、見えている部分だけで語るならモウリーニョとポグバの関係性は絶望的なものと言えるだろう。ただ、両者が歩みよらなければユナイテッドの復活も難しい。ポグバはユベントス時代にマッシミリアーノ・アッレグリ監督の下で、高度な戦術的ルールを守りながら世界最高のMFとしてプレーした。彼にそれだけのポテンシャルがあることを忘れてはいけない。
マーカス・ラッシュフォード
ラッシュフォードは間違いなく世界最高レベルの選手へとなるだけのポテンシャルを持った選手だ。下部組織時代を含めれば15年近くをユナイテッドで過ごしていおり、地元マンチェスター出身ということを考えても、間違いなくクラブのアイドルとなるだろう。アレクシス・サンチェスを獲得したユナイテッドだが、前評判ほどの活躍はできていない。ラッシュフォードの成長を後押しするためにも、モウリーニョは彼の起用法を考えるべきだ。
エリック・バイリー
クリス・スモーリングとビクトル・リンデロフが最終ラインを託されることが多いが、彼らのパフォーマンスが良いものとは言えないだろう。CBのパフォーマンスは明確かつ大きなチームの問題である。バイリーはこれまで3試合にしかスタートから起用されていない。しかし、彼は他のCBの選択肢に比べれば優れているといえるだろう。最低限以上の足下の技術と、ポジショニングのミスをカバーできるだけの爆発的なスピードを持っている。
アントニー・マルシャル
マルシャルは欧州で最も優れた選手の1人であるべきだ。彼は2015年にゴールデン・ボーイ賞を受賞し、プレミアリーグ初挑戦のシーズンに11ゴールを記録。しかし、以降はモウリーニョと彼の戦術により、窒息寸前の状況だ。確かにマルシャルは、ディフェンス面でのタスクに専念できるタイプの選手ではない。しかし、彼の才能はそれを上回るだけの好影響をチームに与えるだろう。アレクシス・サンチェスやフレッジ、ジェシー・リンガードの陰に隠れていていい選手ではない。
アンドレアス・ペレイラ
おそらく、今回紹介した選手の中でもっともモウリーニョに冷遇されているのがペレイラだろう。プレシーズンでは素晴らしいパフォーマンスを見せ、スターティングメンバーに値するだけの価値を証明した。しかし、彼がスタートから起用されらのは2試合のみ。モウリーニョはチェルシー時代にケビン・デ・ブライネやモハメド・サラーを冷遇した過去を反省していないようだ。ペレイラは言語的な部分と、プレミアのフィジカル的なフットボールに慣れていないとされている。しかし、ユナイテッドの退屈な試合をペレイラが改善できるということを、モウリーニョは認知しなければいけない。
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