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モウリーニョ、マンU首脳陣にセリエAの若手DF2選手の獲得要請か

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は今冬にイタリアから若いセンターバックを連れて来ることを画策しているようだ。現地時間8日、アメリカメディア『ESPN』がこれを伝えている。

 ユナイテッドは今シーズンここまでプレミアリーグでライバルクラブから大きく遅れをとっているほか、チャンピオンズリーグ(CL)第2節・バレンシア戦でドローに終わっている。

 またモウリーニョ監督とフランス代表MFポール・ポグバの確執が表面化していることもあり、同監督の解任の可能性が伝えられていたものの、クラブがこの噂を否定している。

 その中モウリーニョ監督はセンターバックの補強の必要性をクラブ首脳陣に訴えているものとみられ、来年1月の移籍市場でミランのイタリア代表DFアレッシオ・ロマニョーリとインテルのDFミラン・シュクリニアルをトップターゲットに掲げている模様。

 シュクリニアルは昨夏にサンプドリアから加入すると、昨季は公式戦40試合に出場し、主力としてチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献している。また大型補強を行って迎えた今季もここまで公式戦全試合フル出場を果たしており、ルチアーノ・スパレッティ監督から絶大な信頼を寄せられている。

 またロマニョーリは2015年夏にミランへ加入。監督交代が目まぐるしい中でも将来有望な若手としてコンスタントに出場機会が与えられ、昨季以降はジェンナーロ・ガットゥーゾ監督から貴重な主力に数えられている。

 なおユナイテッドは今夏にバイエルン・ミュンヘンのドイツ代表DFジェローム・ボアテングやアトレティコ・マドリードのウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンの獲得に動いたものの、いずれも失敗に終わっている。果たしてモウリーニョ監督の要請を受けてクラブ首脳陣はどのような動きを見せるのだろうか。