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ローマの敏腕SDモンチ、バルサ行きの可能性を否定「今の仕事に集中」

 ローマのモンチSD(スポーツディレクター)は以前から周囲で取りざたされているバルセロナ行きの可能性を否定しているようだ。現地時間19日、スペインメディア『Cadena COPE』がこれを伝えている。

 モンチSDは2017年4月にセビージャ退団を表明し、ローマと4年契約を締結。昨夏にはドイツ代表DFアントニオ・リュディガーやエジプト代表FWモハメド・サラー、そして今夏にはオランダ代表MFケビン・ストロートマン、MFラジャ・ナインゴランなど主力を放出し、有望株の獲得を行ってきており、昨季はチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4入りを果たしている。

 そのモンチSDを巡っては以前、マンチェスター・ユナイテッドも招へいに興味を示しているという噂が取りざたされていたものの、現在は同SDの家族がスペインに戻りたいと思っていることを理由にバルセロナ行きの可能性が伝えられていた。

 またバルセロナはモンチSD招へいの目的として、スカウティングのネットワーク拡大に加えカンテラ(バルセロナの下部組織)の選手を最大限に活用する手法の確立が挙げられていると報じられていた。

 しかしモンチSDは「今はスペインに戻るというプランは私の中にない。今いる場所で幸せだ」と現時点でのスペイン復帰の可能性を完全否定している。また同SDは「私は今の仕事に集中している。それにローマとは契約満了まで数年間残っているし、未来を見据えて生きる人間ではない」と今後については一切考えていないことを強調している。

 さらにモンチSDは「私とローマの契約には解除条項が設けられているが、その契約解除金の額は私には分からない」と語っており、契約解除条項があることを明かしている。

 チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節でレアル・マドリードに0-3と敗れリーグ戦と同様に厳しいスタートを切ったローマだが、果たしてモンチSDはこの夏の移籍市場での成果をどれだけ今季の結果に結びつけることができるのだろうか。