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ローマ敏腕SDモンチ、バルサが招へい狙うもその目的は?

 バルセロナはローマのモンチSD(スポーツディレクター)の招へいに向けて本格的に乗り出しているようだ。現地時間16日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』や『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが報じている。

 モンチSDは2017年4月にセビージャ退団を表明し、ローマと4年契約を締結。昨夏にはドイツ代表DFアントニオ・リュディガーやエジプト代表FWモハメド・サラー、そして今夏にはオランダ代表MFケビン・ストロートマン、MFラジャ・ナインゴランなど主力を放出し、有望株の獲得を行ってきており、昨季はチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4入りを果たしている。

 そのモンチSDを巡っては以前、マンチェスター・ユナイテッドも招へいに興味を示しているという噂が取りざたされていたものの、実現可能性は低くなっている模様。しかし同SDの家族がスペインに戻りたいと思っているものとみられ、バルセロナ行きは依然として現実味を帯びているようだ。

 バルセロナはモンチSD招へいの目的として、スカウティングのネットワーク拡大に加えカンテラ(バルセロナの下部組織)の選手を最大限に活用する手法の確立が挙げられているようだ。

 2021年までローマとの契約期間を残しているモンチSDだが、今季はオランダ代表MFケビン・ストロートマンの突然の放出によりサポーターから批判を浴び続けており、さらに現地時間16日に行われたセリエA第4節・キエーボ戦で思わぬ形でドローに終わったこともあり、その批判はさらに強まっているようだ。