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バイエルン幹部、ドイツ代表ボアテング巡るPSGの交渉を痛烈批判

 バイエルン・ミュンヘンのハサン・サリハミジッチSD(スポーツディレクター)はドイツ代表DFジェローム・ボアテングの移籍に関するクラブ間交渉の際のパリ・サンジェルマン(PSG)のやり方を批判しているようだ。現地時間2日、ドイツ紙『キッカー』がこれを伝えている。

 ボアテングはクラブとの契約期間を2021年まで残しているものの、昨季終了前に本人が以前に「僕はバイエルンであらゆる経験を得た。少しずつではあるが僕自身が抱えている疑問に対する答えを出す時期を迎えつつある」と今夏退団を示唆するコメントを残している。

 同選手の去就を巡っては、ワールドカップ・ロシア大会終了後もマンチェスター・ユナイテッドやアーセナルなど複数クラブが獲得に興味を示していると伝えられていた中、PSGとバイエルンがクラブ間交渉を行っていたものの、移籍市場最終日までに取引が完了することはなかった。

 これについて、バイエルンのサリハミジッチSDは「バイエルンとこれほど選手の移籍について取り扱うのであれば、あのようなやり方はない。我々と選手が移籍に前向きで、そして移籍先が真摯な姿勢で関心を示す必要があるが、今回は全く感じられなかった」とPSGの交渉について批判を展開している。

 なお、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーをはじめとする複数の選手からはボアテングのバイエルン残留を望む声があがっていたが、今回交渉決裂により残留したことで安堵の声が聞かれることだろう。