著者:チアゴ・ボンテンポ
今シーズンのJ1リーグも残すところ10試合となったが、優勝争いは2チームに絞られたといえるだろう。2つの相反する哲学とプレースタイルは、常識から期待できる結果とは異なるものを見せている。サンフレッチェ広島(勝ち点52で首位)を見ると、彼らの強みがディフェンス面にあることは明らかだ。ただ、彼らの得点数38はリーグ1位で、失点数は2位の川崎フロンターレ(勝ち点46の2位で1試合未消化)の方が17と1点少ない。この論争が巻き起こるであろう事実をどう説明すればいいだろうか?
まず、ディフェンスを優先させることが攻撃を諦め、多くのゴールを決めないということではないということを意言っておく必要がある。ただ、広島は失点しないことを前提に考えているので、守備的なチームと言えるはずだ。彼らは相手にボールを持たせ、強みを消して、カウンターを突き刺す。
監督の城福浩はプレシーズンに攻撃的なチームを作ると明言した。しかし、彼らは初戦で1-0のタイトなゲームを行った。彼の言った事が真実ではなかったと主張することもできるだろう。ただ、現時点で目標を達成するためんpチームのスタイルを否定することはできない。
広島は24試合で38ゴールを記録し、Jリーグで最も強力なカウンターアタックを披露している。青山敏弘のビジョンとパスの正確さ。柏好文のスピードとドリブル。そして、パトリックのフィジカルと決定力。もし、シーズンが今日終わったならば、彼ら3人は間違いなくベストイレブンに選出されるだろう。しかし、彼らはその生産性を守備面にも傾けている。
土曜日の試合ではセレッソ大阪に対して、ディフェンスのシステム全体がうまくいった。ゴールキーパーからセンターバック、サイドバック、ボランチまで誰もが良い連携を見せ、清武弘嗣や杉本健勇のシュートを跳ね返し続けた。最終的に1-0で勝利したが、彼らにはもっと多くの得点のチャンスがあった。
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