20世紀最後の2000年に生まれた選手たちは現在17歳か18歳。世界中で続々とトップチームデビューを飾っている。そこで今回は『sportskeeda』が特集した「2000年生まれの市場価値TOP5」をご紹介したい。
5位:モイーズ・キーン
所属:ユベントス
国籍:イタリア
市場価値:1080万ポンド(約15億4000万円)
誕生日:2000年2月28日
2016/2017シーズン、ペスカーラ戦の84分から途中出場を果たし、トップチームデビュー。2000年生まれとして初の4大リーグ出場を記録した。そのわずか3日後には、UEFAチャンピオンズリーグのセビージャ戦でまたも84分から途中出場。ボローニャとの最終戦ではチームを勝利に導くゴールを記録している。
翌シーズンはエラス・ベローナへ期限付き移籍し、19試合出場で4ゴールをマークした。
今夏ユベントスから売却される可能性が報じられたが、セリエAの移籍市場が閉幕。他リーグへの移籍の可能性は残るが、残留が濃厚となった。ベンチに入ることさえ容易でない状況だが、日頃のトレーニングではクリスティアーノ・ロナウドから多くの技術を学ぶことが出来るだろう。
4位:ジェイドン・サンチョ
所属:ボルシア・ドルトムント
国籍:イングランド
市場価値:1800万ポンド(約25億7000万円)
誕生日:2000年3月25日
2015年3月、わずか14歳にして移籍金66000ポンド(約1000万円)でワトフォードの下部組織からマンチェスター・シティへ移籍。2017年5月にUEFA U-17欧州選手権で素晴らしい活躍を見せると、シティの会長はトップチームに帯同させることを決定した。
しかし、サンチョは新契約に合意せず。マンチェスター・シティのプレシーズンツアーのスカッドが外された。移籍市場最終日にボルシア・ドルトムントへ移籍。シティは買い戻し条項を加え、サンチョにチャンスを与えている。
新天地へと移籍した2017/2018シーズンは、怪我のために多くの試合を欠場し、苦しい1年を送った。それでもリーグ戦最後の4試合で先発フル出場を果たすと実力を発揮。4試合で1ゴール3アシスト、特にバイエル・レバークーゼン戦では印象的なプレーを披露した。
今季はドルトムントの1stチームで初めてのフルシーズン戦うことになるはずだ。今年9月に行われるイングランド代表の国際親善試合にも招集される可能性が高いだろう。
3位:パウリーニョ
所属:バイエル・レバークーゼン
国籍:ブラジル
市場価値:2250万ポンド(約32億円)
誕生日:2000年7月15日
2017年6月にバスコ・ダ・ガマ(ブラジル1部)のトップチームに昇格すると、すぐに印象的な活躍を披露。17歳となる誕生日の2日前にデビューを飾り、クラブ史上最年少出場を達成した。その11日後にはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAでゴールを記録し、リーグ史上最年少得点記録を更新している。
勢いそのままに南米最高峰の大会であるコパ・リベルタドーレス出場権獲得に貢献すると、本戦で2得点を記録。2000年生まれとして初めてコパ・リベルタドーレスで得点を記録した選手となった。
必然的に欧州ビッククラブから注目を浴び、18歳にして移籍金1600万ポンド(約22億8000万円)でバイエル・レバークーゼンへ加入。2000年以降に生まれた選手として3番目の高額移籍を記録した。
2位:ビニシウス・ジュニア
所属:レアル・マドリード
国籍:ブラジル
市場価値:3150万ポンド(約45億円)
誕生日:2000年7月12日
フラメンゴの下部組織と契約を結んだのはわずか10歳の時であった。ブラジルU-15代表、U-17代表は飛び級のチーム最年少で参戦。2016年のサンパウロ・ユース大会(ブラジル最大のU-20選手権)では、飛び級での参戦にも関わらず大会最優秀選手賞を獲得した。
2016年7月に16歳となり、フラメンゴはプロ契約を締結。違約金は2700万ポンド(約38億5000万円)と高額に設定された。2017年5月にトップデビュー。欧州のビッククラブが関心を示すと、即座に新契約を提示され、違約金は4000万ポンド(約57億円)に増額された。
フラメンゴでプレーした2シーズンで70試合に出場し、14得点を記録。評価を高め、今夏の移籍市場でレアル・マドリードへ移籍した。フレン・ロペテギ監督によれば、今季はBチームが主戦場となるようだ。
1位:ライアン・セセニョン
所属:フラム
国籍:イングランド
市場価値:3150万ポンド(約45億円)
誕生日:2000年5月18日
現時点では、2000年生まれの中で最もプロサッカー界で成功を収めている選手だ。当時16歳の2016/2017シーズン、左サイドバックのレギュラーに定着すると、一気にブレイク。イングランドで最も注目を集める若手選手となった。
イングランド2部で25試合に出場。2017年夏にプレミアリーグ、ブンデスリーガのメガクラブからオファーが届いたが、セセニョンは残留を希望し、フラムと新契約を締結。「昨シーズンは多くの出場機会を得た、この状態を続けていきたい。若いときはできるだけ多くの試合に出場したいんだ」とコメントしていた。
迎えた2017/2018シーズンは、左サイドバックよりも左ウイングのポジションで起用される機会が増加。オフェンスの才能が開花し、24ゴールを記録。1部昇格に大きく貢献し、イングランド2部リーグの年間最優秀選手にも選出された。
2018/2019シーズンは開幕2連敗スタートと苦しんだが、第2節トッテナム・ホットスパー戦で1部初アシストを記録した。
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