2000年以降、アトレティコ・マドリードは常に世界最高峰のストライカーを揃えている。エースがクラブを去ったとしても新しいエースが誕生。クラブを去ったエースも移籍後にユベントス、マンチェスター・シティ、チェルシー、リバプール、マンチェスター・ユナイテッドといったビッククラブで活躍を続けている。
そこで今回は『sportskeeda』が特集した「2000年以降アトレティコ・マドリードに所属したストライカーランキング」をご紹介する。みなさんが考えるアトレティコ・マドリード、21世紀最高のストライカーも投票していただきたい。
10位:ケビン・ガメイロ
2013年にパリ・サンジェルマンからセビージャへ移籍。リーガ・エスパニョーラのキャリアをスタートさせた。セビージャ在籍の3シーズンで92試合39ゴールをあげ、UEFAヨーロッパリーグの優勝に貢献した。
2016年に移籍金4000万ユーロでアトレティコ・マドリードへ加入。絶対的な存在にはなれなかったが、2シーズンで56試合19ゴールを記録。
今月12日、移籍金1600万ユーロでバレンシアへ移籍することが発表された。
9位:マリオ・マンジュキッチ
2シーズン在籍したバイエルン・ミュンヘンで88試合に出場し、48得点を記録。2014年にアトレティコ・マドリードへ加入した。
アトレティコには1シーズンのみの在籍だったが、43試合出場20ゴールを記録。2試合で1ゴールというペースで得点を量産し、ストライカーの役割を完璧にこなした。
翌年にユベントスへ加入。移籍後も素晴らしいパフォーマンスを維持し、3シーズンで7つのトロフィー獲得に貢献している。また、ロシアワールドカップではクロアチア代表を決勝に導く活躍も披露した。
8位:ダビド・ビジャ
スポルティング・ヒホン、レアル・サラゴサ、バレンシア、バルセロナでプレーし、自身スペイン最後のクラブであるアトレティコ・マドリードへ移籍した。
アトレティコに加入する前にすでにクラブレベルでほとんどのタイトルを獲得。スペイン代表としてもEURO、FIFAワールドカップを制覇していた。
移籍金はわずか510万ユーロであったが、48試合に出場し15得点するなど活躍。1996年以来のリーグ制覇に大きく貢献し、バルセロナとレアル・マドリードの2強体制に風穴を開けた。
アトレティコ退団後はMLS(メジャーリーグサッカー)のニューヨーク・シティへ移籍。キャリア通算500ゴール以上を記録した史上5人目の選手となった。
7位:ジミー・フロイド・ハッセルバインク
1997年から1999年までリーズで2シーズンを過ごし、87試合42ゴールを記録。1999年にアトレティコ・マドリードへ移籍金1000万ポンドで入団した。
アトレティコは1年間のみの在籍となったが、リーグ2位となる43試合出場で33ゴールを記録。9年ぶりのマドリードダービー勝利に貢献した。
チェルシー移籍後もゴール量産。2000/2001シーズンには23得点を記録し、リーグ得点王となった。
6位:セルヒオ・アグエロ
アルゼンチンのインデペンディエンテからアトレティコ・マドリードへ移籍。5年間で234試合に出場し、101ゴールを記録するなどエース級の活躍を見せた。
23歳で退団したが、アトレティコではフェルナンド・トーレス、ディエゴ・フォルラン、ジエゴ・コスタなど素晴らしいストライカーと共にプレー。2010年にはUEFAヨーロッパリーグ、UEFAスーパーカップの優勝に貢献した。
2011年、マンチェスター・シティへ移籍金4500万ユーロで加入。その資金でアトレティコはラダメル・ファルカオを獲得。アグエロはシティでプレミアリーグ初優勝、292試合の出場で201ゴールと素晴らしいペースで得点を量産している。
5位:ジエゴ・コスタ
2010年にレアル・バリャドリードから買い戻しオプションを行使されて移籍金100万ユーロでアトレティコ・マドリードに復帰。ラージョ・バジェカーノへの期限付き移籍を経て、2012年からレギュラーとして活躍。
1年目は44試合出場で20ゴール、2年目はラダメル・ファルカオの後釜として52試合36ゴールとリーグ優勝に貢献した。
2014年にチェルシーへ移籍し、120試合で59得点を記録。リーグ2冠を達成するなど活躍を見せたが、アントニオ・コンテ監督との関係が悪化したいだん。
2018年にアトレティコへ3度目の復帰を果たした。
4位:ディエゴ・フォルラン
ビジャレアル在籍の3シーズンで128試合出場59ゴールを記録。2007年にアトレティコ・マドリードへ加入した。
アトレティコでは通算196試合に出場し、96得点を記録。2008/2009シーズンのリーグ戦では33試合に出場し32得点と驚異的な得点率を記録。2度目の欧州得点王を獲得した。
2010年にUEFAヨーロッパリーグ、UEFAスーパーカップの優勝に貢献。同年に開催されたFIFAワールドカップでも得点王に輝いている。
3位:アントワーヌ・グリーズマン
レアル・ソシエダから2014年にアトレティコ・マドリードへと加入したグリーズマン。移籍後の4シーズンは様々なポジションでプレーしたが、近年は得点力に磨きをかけており、以前よりストライカーの色が強くなっている。
他のクラブから法外なオファーを提示されたにも関わらず、クラブ愛を貫いて残留した事実は多くのサポーターの心に強く刻まれている。
UEFAスーパーカップ、スーペルコパなどの制覇に貢献。フランス代表の主力としてロシアワールドカップでも優勝を果たした。
2位:ラダメル・ファルカオ
在籍期間は2シーズンのみながら、アトレティコ・マドリードで残したインパクトは格別だ。
セルヒオ・アグエロの後釜として2011年にアトレティコへ入団。通算91試合に出場し、70ゴールを記録。UEFAヨーロッパリーグ、コパ・デル・レイ、UEFAスーパーカップの優勝に貢献した。
2013年にアトレティコからモナコへ移籍。マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーを経て、モナコに復帰。2017年にはモナコのリーグ優勝に貢献した。
1位:フェルナンド・トーレス
アトレティコ・マドリードの下部組織出身のフェルナンド・トーレス。2001年5月に2部でトップチームデビューを飾って以降、アトレティコで348試合に出場し121ゴールを記録。わずか19歳でキャプテンに任命されるなどアトレティコサポーターにとっては特別な存在だ。
2007年にリバプール移籍。翌年にはバロンドール3位に選出された。チェルシー、ミランを経て2016年にアトレティコへ復帰。今年7月10日にサガン鳥栖へ移籍を果たした。
スペイン代表としてもFIFAワールドカップ制覇、EURO2連覇にも大きく貢献している。
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