連覇を狙ったロシアワールドカップでまさかのグループステージ敗退に終わったドイツ代表。非難にさらされたメスト・エジルが報道に対して不満を述べて代表を引退。ドイツに収まらず、世界中に大きな波紋を呼んだ。
これに対してドイツ代表で同僚だったトニ・クロースは「代表チームにもドイツサッカー協会にも差別はなかった」と述べた。英紙『デイリー・メール』が伝えている。
エジルがイルカイ・ギュンドアンとともに、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領に面会し、アーセナルのエジルのユニフォームをもって撮影した写真に対してドイツ国内で批判が殺到。
エジルはドイツサッカー協会には差別があったと、引退を発表する文章の中で非難したが、クロースはドイツ『ビルト』に違った意見を語った。
「メストはもっといい形で代表を引退するにふさわしい選手だ。メストとは長年一緒にプレーしたし、彼がナイスガイであることは知ってるよ。でも彼の代表からの引退の仕方はいいと思えない。僕が思うに、代表チームにもドイツサッカー協会にも差別はなかったことを、彼自身も分かっているんじゃないかな」
「メストはあの写真の件で非難された。そして説明する機会を失った。それでも彼はチームからサポートされていたよ。僕らもそうだったように、そのあと彼もW杯のパフォーマンスについて批判されたんだ」
エジルの引退に関する火種は未だにくすぶっている。
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