Jリーグ ガンバ大阪

ガンバ大阪、試合終了間際に劇的決勝ゴール。宮本監督就任後初勝利

 試合立ち上がりはFC東京が攻勢を強める。前半2分、右サイドからディエゴ・オリベイラがスルーパスを送るとペナルティエリア内で富樫敬真がヒールパス。走り込んだ室屋成が右足アウトサイドでシュートを放つもゴールポストの左に外れた。前半7分にも、ディエゴ・オリベイラが好機を作る。中央で起点を作ると右サイドに流し、駆け上がった室屋成がクロス。大森晃太郎は空振りするも、こぼれ球に太田宏介が反応して右足でシュート。しかし、GK東口順昭がパンチングでコーナーに逃れた。

 一方のガンバ大阪は前半20分、この日右サイドバックに入った三浦弦太がフリーでクロス。一美和成がDFの前でコースを変えるシュートを放つも、ゴールポスト右に外れる。徐々に流れをつかんでいったガンバ大阪は前半34分ついに均衡を破る。右サイドからのコーナーキックは一度弾かれるも、遠藤保仁がファーサイドへクロス。三浦弦太が競り勝ち、こぼれ球に反応したファビオがゴールに流し込み先制点の奪取に成功した。このまま1-0とガンバ大阪のリードで前半が終了した。

 後半立ち上がり、FC東京がチャンスを迎える。後半47分、バイタルエリアでパスを受けた高萩洋次郎が狙いを定めたスルーパス。ボールを引き出した富樫がペナルティエリア内でファビオを反転でかわしてシュート。しかし、GK東口がシュートをセーブした。後半57分の富樫、後半60分のディエゴ・オリベイラなど立て続けにチャンスを迎えるもシュートは枠を捉えられない。

 攻勢を強めながらもなかなか得点を奪えなかったFC東京だが、後半85分ついに同点に追いつく。右サイド深くを抉った室屋成のクロスを永井謙佑がファーサイドに流すと、ディエゴ・オリベイラが相手DFに囲まれながらも粘って反転すると、さらに寄せた相手DFを交わしてゴール左上に叩き込んだ。

 追いつかれたガンバ大阪は試合終了間際の後半AT、アデミウソンがペナルティエリア手前で反転すると左足でミドルシュートをサイドネットに突き刺した。

 試合はこのまま2-1でガンバ大阪が勝利。宮本恒靖監督就任後、初勝利を飾った。