プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド

プレミアリーグ最高の下部組織、マンUユース出身の選手たち

英メディア『PA通信』の調査によれば、イングランドで最も優れた育成機関はマンチェスター・ユナイテッドの下部組織であるようだ。昨シーズン、プレミアリーグでプレーした選手のうち実に20人がユナイテッドユース出身。通算プレータイムは30009分を記録しており、2位のトッテナム・ホットスパーに10000分以上の差をつけている。

そこで今回は、昨季プレミアリーグでプレーした名門マンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身の選手たちをご紹介したい。


マイケル・キーン

所属:エバートン

2011年にユナイテッドでトップチームデビューを飾ったが、その後はレスター、ダービー、ブラックバーンと期限付き移籍でクラブを渡り歩いた。2014年に期限付き移籍したバーンリーで主力選手に定着すると、翌年に完全移籍。昨シーズン、エバートンにステップアップを果たしたが期待通りの活躍は見せられなかった。今季は完全復活を期す。


ジョシュア・キング

所属:ボーンマス

ユナイテッドではトップチームデビューを飾れず。ブレストンやボルシアMG(ドイツ)、ハル、ブラックバーンへ期限付き移籍。2015年にボーンマスへ完全移籍すると、初年度からチーム最多の6ゴールを記録。翌シーズンもチーム最多の16ゴールを記録してブレイクを果たした。


ライアン・ショウクロス

所属:ストーク・シティ

ユナイテッドではトップチームデビューを飾れず。2008年にストークへ完全移籍すると、プレミアリーグ通算300試合以上に出場するなど10シーズンに渡り主力選手として活躍している。


ダニー・シンプソン

所属:レスター・シティ

ユナイテッドでは3試合に出場。ローンでのベルギー移籍を経て、サンダーランド、イプスウィッチ、ブラックバーンを渡り歩いた。2010年にニューカッスルへ完全移籍。2013年から1シーズンQPRでプレーした後、2014年にレスターへ加入。奇跡の優勝の立役者となった。


ジョニー・エバンス

所属:レスター・シティ

ユナイテッドで100試合以上に出場するなど、当時チームを率いたアレックス・ファーガソン監督に高く将来性を評価されていた。2015年にウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンに完全移籍。今季からレスター・シティに活躍の場を移す。


ダレン・フレッチャー

所属:ストーク・シティ

ユナイテッドで200試合以上に出場。安定して出場機会を得られたわけではないが、12年間クラブに在籍した。2015年にウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンへ移籍。2017年からストーク・シティでプレーしている。


ポール・ポグバ

所属:マンチェスター・ユナイテッド

近年ではユナイテッド下部組織の最高傑作だろう。出場機会を求めて2012年にユベントスへフリー移籍。2016年、イタリアで大きく成長を遂げたポグバを当時の史上最高額となる移籍金1億500万ユーロ(約119億円)を支払って買い戻した。


トム・クレバリー

所属:ワトフォード

大きな期待を寄せられた若手選手であったが、ユナイテッドの不振に引きずられる形で多くの批判を浴びた。2017年からワトフォードでプレーしている。


ジェシー・リンガード

所属:マンチェスター・ユナイテッド

昨季トップ下として起用されると大ブレイク。ロシアワールドカップでもイングランド代表の攻撃陣を牽引した。今季はフレッジが新たに加入したことで、激しいポジション争いを強いられるだろう。


マーカス・ラッシュフォード

所属:マンチェスター・ユナイテッド

昨季は35試合に出場したものの、先発出場は18試合のみ。今季もリンガードらと激しいポジション争いに挑むことになるラッシュフォードは、W杯明けの休暇を切り上げてプレシーズン中のチームに早期合流している。


ティモシー・フォス=メンサー

所属:マンチェスター・ユナイテッド

2016年にアーセナルとのビッグマッチでトップデビューを飾った。昨季はクリスタル・パレスへ期限移籍し、シーズン序盤は出場機会を得たが、終盤に定位置を失った。


ロビー・ブレイディ

所属:バーンリー

ユナイテッドを離れてから優れた左足のキックを持つ選手として評価を高めた。昨季は怪我の影響もあり、定期的にプレーすることができず15試合のみの出場にとどまっている。


ダニー・ウェルベック

所属:アーセナル

アーセナル4年目の昨季は移籍後最多となる28試合に出場した。しかし、チーム内の序列は高いとは言えず、放出候補としてリストアップされているようだ。エバートンやニューカッスルが獲得に興味を示している。


フィル・バーズリー

所属:バーンリー

スコットランド代表として通算13試合に出場しているが、昨シーズンの過半数の試合をベンチで過ごし、13試合のみの出場にとどまった。


マティ・ジェームズ

所属:レスター・シティ

2012年のユナイテッド退団後、2部時代からレスターを支えてきた功労者。しかし、怪我に悩まされ、優勝のシーズンは前十字靭帯断裂で欠場。昨季はアキレス腱を負傷し、13試合のみの出場にとどまった。


スコット・マクトミネイ

所属:マンチェスター・ユナイテッド

2017年4月にトップデビューを飾った新進気鋭のミッドフィルダー。ジョゼ・モウリーニョ監督はその将来性を高く評価しており、リーグ戦13試合、UEFAチャンピオンズリーグ4試合に起用した。


ダニー・ドリンクウォーター

所属:チェルシー

「ミラクルレスター」の立役者となったセントラルミッドフィルダー。昨季チェルシーに移籍したが、レギュラーポジションは掴めず12試合のみの出場にとどまった。


クレイグ・キャスカート

所属:ワトフォード

ユナイテッドではトップデビューを飾れず。ブラックプールで長く活躍し、ワトフォードの昇格にも大きく貢献した。しかし、昨季は怪我により7試合のみの出場となった。


トム・ヒートン

所属:バーンリー

肩の負傷で離脱している際に25歳のGKニック・ポープにレギュラーポジションを奪われてしまった。ロシアワールドカップイングランド代表の予備登録メンバーとしてチームに同行している。


アクセル・トゥアンゼベ

所属:マンチェスター・ユナイテッド

選手層の厚いユナイテッドでは出場機会を得られていないが、大きな期待を寄せられている20歳のDF。昨季途中にアストン・ビラへ期限付き移籍。5試合に出場を果たした。