ミランは今夏にジェンナーロ・ガットゥーゾからアントニオ・コンテへ指揮官を変える可能性が依然として残されているようだ。30日、イタリア紙『トゥット・スポルト』がこれを報じている。
ミランはヨンホン・リー氏による中国資本が買収して迎えた昨夏の移籍市場で総額2億ユーロ(約260億円)を費やして11名もの新戦力を獲得したものの、昨季は6位に終わっており、チャンピオンズリーグ(CL)出場権確保とはならなかった。
クラブは今夏にこのリー氏からからアメリカの大手ヘッジファンド「エリオット・マネジメント」にオーナーが変わることが確実視されており、すでにマッシミリアーノ・ミラベッリSD(スポーツディレクター)の退団、インテルとミラノの両クラブで指揮を執った経験を持つレオナルド氏のスポーツディレクター就任が公式発表されている。
ただガットゥーゾ監督はかつてミランの最大のライバルであるインテルの指揮官を務めていたレオナルド氏に対して、2011年のスクデット獲得時に罵倒するようなコメントを残すなど、この両者の関係性は良くないとの見方が周囲ではあるようだ。
同紙が報じるところによると、レオナルド氏は同監督の続投させる方針を口にしていると伝えられているものの、昨季までチェルシーを率いており、7月中旬に解任となっていたコンテ氏を契約期間3年の年俸600万ユーロ(約7億8000万円)で招聘(しょうへい)することを検討しているという。
ただ同氏はチェルシーと契約期間を残した状態で解任されていることにより、同クラブに対して1000万ユーロ(約13億円)の違約金の支払いを求める構えを見せており、ミランはこの問題が解決される場合に限り、具体的な動きを見せるようだ。
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