ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督はミランのイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチとの関係について問題は抱えていないと語っているようだ。28日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを伝えている。
ボヌッチは2010年夏の加入以降、長らく最終ラインの一角を担いユベントスのスクデット獲得に大きく貢献していたものの、2016/17シーズンにアッレグリ監督の采配を巡り異論を唱え、両者の関係に亀裂が生じていると伝えられていた。
また同選手はカーディフで行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝・レアル・マドリード戦におけるハーフタイムのドレッシングルームでブラジル代表DFダニエウ・アウベスと口論になったという噂が流れたこともあり、昨夏に移籍金4200万ユーロ(約55億円)でミランへの電撃移籍を果たしている。
しかしボヌッチの去就を巡っては、今夏にミランのオーナーが交代する可能性が高くクラブの先行きが不透明であることから今夏でのミラン退団を望んでいることに加え、古巣ユベントス復帰を熱望していると伝えられている。
アッレグリ監督はインターナショナルチャンピオンズカップ(ICC)ベンフィカ戦の前日記者会見においてボヌッチに関する質問に対し「私は彼と良好な関係にある」と同選手との確執が雪解け状態にあることを示唆している。
また同監督は今夏のボヌッチの復帰の可能性について「移籍に関して私の口から話したくない。ユベントスには5人の優秀なセンターバックがいる」と話すにとどまっている。
なおユベントスはレアル・マドリードからポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得したことにより、アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインを交換要員としてミランに放出することを検討しているものとみられる。ただミランはイタリア代表DFマッティア・カルダーラの譲渡を求めていることから交渉は難航する恐れがあるようだ。
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