日本代表MF香川真司をはじめ、多くの選手を世界的なスターに育て上げてきたドルトムント。一方で多額の資金をつぎ込んだ補強が失敗に終わることも少なくない。大きな期待を掛けられながら、失望を残す結果に終わった補強選手7人を振り返ってみよう。
アンドレ・シュールレ
ボルフスブルクでプレーしていたドイツ代表のシュールレは2016年の夏に、クラブ記録となる3000万ユーロ(約40億円)の移籍金でドルトムントにやって来た。しかし怪我の影響もあり期待に沿う活躍は見せられず、現在は退団に向けて他クラブとの交渉を許可されている。
アンドリー・ヤルモレンコ
ディナモ・キエフでゴールを量産していたヤルモレンコは昨年8月、2500万ユーロ(約33億円)の移籍金を支払ったドルトムントと4年契約を結んだ。デビューシーズンはブンデスリーガ18試合出場3得点に終わり、獲得時を下回る移籍金で今月ウェストハムへの移籍が決定した。
チーロ・インモビーレ
移籍金1850万ユーロ(約24億円)のイタリア代表ストライカーは、しばらくの間クラブ史上最も高額な補強失敗と呼ばれることになった。リーグ戦で3得点でバイエルン・ミュンヘンに引き抜かれたロベルト・レバンドフスキの穴を埋められず、在籍わずか1年でセビージャに放出されている。
トーマス・ヘスラー
ブンデスリーガだけでなくセリエAでも活躍し、1990年ワールドカップを制したドイツ代表のレジェンドは1998年にドルトムントに加入。しかし既に33歳だった同選手はベンチで過ごす時間が多く、1年後に1860ミュンヘンへと去っていった。
アドナン・ヤヌザイ
2015年の夏、ドルトムントはマンチェスター・ユナイテッドでの出番が限られていたベルギーの才能を期限付き移籍で獲得した。ドイツではより多くのプレー時間が得られることが期待されていたが実際にはベンチを温める日々が続き、リーグ戦の出場はわずか6試合に留まった。
フラビオ・コンセイソン
ブラジル代表のボランチは2003年にレアル・マドリードからのレンタルでやって来たが、シーズンを通してレギュラーを獲得するには至らずサポーターを失望させた。
ユリアン・シーバー
2012年当時23歳だった若手ストライカーを獲得するため、ブンデスリーガ王者のドルトムントはシュツットガルトに500万ユーロ(約6億5000万円)という少なくない金額を支払った。その結果は1年目は3得点、2年目は無得点とユルゲン・クロップ監督のもとで大きな輝きを放つにはいたらず、チームもリーグ優勝を逃している。
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