この夏にパリ・サンジェルマン(PSG)指揮官に就任したトーマス・トゥヘルはバイエルン・ミュンヘンのドイツ代表DFジェローム・ボアテングに関心を示しているようだ。22日、フランス紙『レキップ』がこれを伝えている。
クラブとの契約を2021年まで残しているボアテングの去就を巡っては、本人が以前に「僕はバイエルンであらゆる経験を得た。少しずつではあるが僕自身が抱えている疑問に対する答えを出す時期を迎えつつある」と今夏退団を示唆するコメントを残しており、マンチェスター・ユナイテッドをはじめとするプレミアリーグ強豪クラブやユベントス、さらにはナポリなどがこぞって獲得に名乗り出ていると伝えられていた。
その中、新たにPSGがこの獲得レースに参戦した模様。ただこの事実が明るみに出たのはPSG関係者からではなく、バイエルンのニコ・コバチ監督のコメントからだ。同監督は「トーマスが補強を視野に入れていることは知っているし、もしかしたらその中にうちの選手も含まれているかもしれない。ただうちから引き抜くのは、そう簡単なことではない」とコメント。ボアテングの名前を出していないものの、PSGによる引き抜きへの警戒心をあらわにしているようだ。
なおバイエルン首脳陣は同選手の売却に前向きな姿勢を示しているものとみられ、今後さらに熾烈(しれつ)な争奪戦が繰り広げられる可能性が高い。
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