長いリハビリの末に練習に復帰しながら、昨季終盤に再び膝の靱帯断裂の疑いが浮上した宮市亮は、その後重傷ではなかったことが判明した。ザンクトパウリのプレシーズントレーニングにも合流し、練習試合に出場するなど回復ぶりをアピールしている。
ドイツ紙『ビルト』には「再びプレーできて嬉しいです。痛みもなく、すべてうまく行っていますよ」と現状を語っている。休暇期間中も復帰のために努力を続けていたという宮市は、デンマークのブロンビーとの練習試合では普段のウィングではなくセンターフォワードで出場した。
「少し難しかったですが、ベストを尽くしました」
怪我の不安を払しょくしコンディションを上げていくのは簡単ではないはずだが、数か月前に2015年と2017年に続く大怪我の疑いがあったことを考えれば、現時点で既に練習試合に出場できているのは驚くべきことだ。最後にトップチームで公式戦に出場してから1年以上が経過した今、宮市が再びブンデスリーガ2部のピッチに立つ姿を見られる日も遠くなさそうだ。
著者:マリオ・カワタ
ハンガリー生まれドイツ在住のフットボールトライブライター。Twitter:@Mario_GCC
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