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8強止まりのブラジル、周囲から批判浴びる中でチッチ監督の続投濃厚か

 ブラジルサッカー連盟(CBF)はワールドカップ・ロシア大会でチームを率いたアデノール・レオナルド・バッチ(チッチ)監督の続投させたいようだ。9日、スペイン紙『マルカ』がこれを伝えている。

 チッチ監督はコパ・アメリカのグループリーグ敗退を受けて解任されたドゥンガ監督の後任として2016年6月に就任すると、ロシアW杯南米予選では他チームが混戦を繰り広げる中、圧倒的な強さで開催国ロシアを除き本大会出場一番乗りを決めていた。

 ただその本大会ではスイス、セルビア、コスタリカと同居したグループステージこそ突破し、ベスト16でメキシコを下したものの、準々決勝では強豪・ベルギーを相手に前半で2点を先行される苦しい展開を強いられたこともあり、1-2で敗れ大会を後にした。

 このベスト8という結果にはブラジル国内のサポーターをおはじめ周囲から不満の声が挙がっているが、それでもCBFはチッチ監督に2022年・カタールW杯までの続投要請を行う構えを見せている模様。同監督には去就決定に数日間の猶予が与えられているが、本人も2019年の自国開催であるコパ・アメリカで指揮を執りたいと考えているものとみられており、続投はほぼ確実となっているようだ。

 2002年を最後にワールドカップ優勝から遠ざかっているセレソンは、チッチ監督のもとで2022年・カタールW杯でのタイトルを目指すこととなりそうだ。