ワールドカップ

準々決勝前の時点でトップは6ゴール。W杯得点王争いの行方は?

ワールドカップ・ロシア大会もいよいよ日本時間6日晩より準々決勝に突入し、佳境に差し掛かる。もちろん優勝争いにフットボールファンの注目は集まるが、ゴールデンブーツ(得点王)争いも現在上位9選手のうち6選手がチームとともにベスト8入りを果たしているため、熾烈(しれつ)を極めている。そこで今回は現時点で3回以上ネットを揺らしている選手を一挙紹介する。


デニス・チェリシェフ(3ゴール)

ロシア代表(ベスト8入り)

レアル・マドリードの下部組織出身であるチェリシェフは、ロシアW杯の開幕戦(サウジアラビア戦)でいきなり2ゴールをマークするなど、MFアレクサンドル・ゴロビンとともに攻撃の核となる存在だ。


ジェリー・ミナ(3ゴール)

コロンビア代表(ベスト16敗退)

ミナは日本代表に思わぬ敗戦を喫し、後がなかったポーランド戦でチームを勢いづかせる先制点を挙げると、グループステージ最終戦のセネガル戦では決勝ゴールをマークした。


ジエゴ・コスタ(3ゴール)

スペイン代表(ベスト16敗退)

屈強なフィジカルでゴール前に迫るジエゴ・コスタは、グループステージ初戦のポルトガル戦では2度もネットを揺らすなど、ポルトガル守備陣に脅威を与えた。しかしベスト16のロシア戦では対戦相手のスペースを与えない守備に苦しめられ、不完全燃焼に終わっている。


キリアン・ムバッペ(3ゴール)

フランス代表(ベスト8入り)

19歳にしてフランス代表の「10」番をつけているムバッペは、ベスト16のアルゼンチン戦で壮絶な打ち合いに終止符を打つゴールを挙げるなど、今大会の主役としてさらに自身の価値を高めている。


エディンソン・カバーニ(3ゴール)

ウルグアイ代表(ベスト8入り)

昨季のリーグアン得点王であるカバーニは、ベスト16のポルトガル戦で相手守備陣との絶妙な駆け引きからルイス・スアレスのクロスに合わせて先制点を奪うなど、ロシアの地でもその得点感覚は健在だ。


アルテム・ジューバ(3ゴール)

ロシア代表(ベスト8入り)

ベスト16のスペイン戦では前半終了直前に獲得したPKを大観衆の前で落ち着いて沈めたジューバは持ち前のポストプレーやボックス内における打点の高いヘディングシュートでロシア代表の攻撃にアクセントをつけている。


ロメル・ルカク(4ゴール)

ベルギー代表(ベスト8入り)

グループステージ第2戦のチュニジア戦ではFWエデン・アザールとともに、2ゴールをあげる好パフォーマンスを披露。またベスト16の日本代表との一戦ではDF吉田麻也とのマッチアップに苦しみながらもサムライブルーのゴールに脅威を与えた。


クリスティアーノ・ロナウド(4ゴール)

ポルトガル代表(ベスト16敗退)

グループステージ初戦のスペイン戦では試合終了間際に直接FKを沈めるなどハットトリックを達成。しかしベスト16のウルグアイ戦ではゴール前での決定力を発揮することができず、チームも1-2と敗れ大会を後にしている。


ハリー・ケイン(6ゴール)

イングランド代表(ベスト8入り)

グループステージ第2戦・パナマ戦で2本のPKを含むハットトリックを達成しているハリー・ケインには、早くも今大会のスリーライオンズの躍進を象徴するキャプテンであるという声があがっている。