ワールドカップ 代表チーム

前評判を覆した日本代表。西野監督は何を変えたのか?

ポーランドの選手たち 写真提供:Getty Images

 ポーランド戦に向けて

 ビルドアップの項で少し述べたが、吉田麻也、昌子源、長谷部誠の3人に数的同数でプレッシャーをかけられると円滑にビルドアップが行えなくなるという脆弱性を持っている。

 しかし、ポーランド代表にそこまでの組織力はないはずだ。前線から数的同数の3人でプレッシャーをかけるとなると、後ろのスライドが重要となってくる。そのような組織的な動きは現時点でのポーランド代表の状態を考えれば難しいだろう。

 前線からの守備に関しては、先の項で述べたとおり起用された選手に依存する部分が大きい。乾貴士と原口元気が起用されれば大きな問題は起きないはずだ。連戦の疲労がどの程度かは把握しかねるが、「守備の上手さ」では2人がベストだろう。

 すなわち、コロンビア戦、セネガル戦のスタメンがそのままポーランド戦でも起用される場合は、ビルドアップ面、前線からの守備に関しては特に問題ないと予想される。考えるべきケースは疲労を考慮してメンバーを代える場合か。

 一部報道では宇佐美貴史を先発起用する可能性について報じられているが、これはリスクの高い決断だ。宇佐美貴史はドリブル突破からシュートという「形」を持っており、攻撃面での期待感は極めて高い。大舞台で活躍するポテンシャルの高さも間違いなく備えているだろう。ただ、守備に関しては目を瞑る必要があり、「起用に勇気が必要な選手」だ。試合の重要度から考えれば途中出場がベターだろう。

 ハリルホジッチ前監督から大きな戦術的な変化を加えた西野朗監督。ポーランド戦でどのような戦いを見せるのか注目したい。

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