ロシアワールドカップ(W杯)グループF第3戦、メキシコ対スウェーデンが行われ0-3でスウェーデンがメキシコを下した。
引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるメキシコと勝たなければ決勝トーナメント進出が厳しいスウェーデンの一戦は疑惑の判定と共にスタート。
5分、スウェーデンが前線に送ったロングボールをギジェルモ・オチョアがペナルティエリア内でキャッチしたかに見えたが、主審の判定はエリア外でのハンド。ペナルティエリアの左サイドすぐ外側でスウェーデンにフリーキックが与えられる。空中戦にアドバンテージを持つスウェーデンだったが、ここはメキシコが必死のクリアで失点を免れる。
両チーム共に決定的な形は作ったものの、得点は生まれなかった前半。試合は0-0のスコアレスでハーフタイムへ。
迎えた後半。ついに試合が動く。右サイドからマルクス・ベリがグラウンダーのクロスを送ると、ビクトル・クラエソンが触り、ファーサイドに浮き球として流れる。それにルドビク・アウグスティンソンがファーサイドで反応。ネットを揺らし0-1とスウェーデンが先制に成功する。この時点でドイツと韓国が同点のため、このまま終わればスウェーデンが決勝トーナメント進出を勝ち取る展開に。
62分にはカルロス・サルセドの不用意なロストから最後の部分で止めに入ったエクトル・モレノがエリア内でベリを倒しこれがPKの判定に。これをスウェーデンのキャプテン、ルドビク・グランクビストがきっちりと決めきり、0-2に。このまま終わればスウェーデンが得失点差でメキシコを上回り、スウェーデンがグループ首位で決勝トーナメント進出を決める。
75分、メキシコを更なる悪夢が襲う。右サイド深い位置でスローインを獲得したスウェーデンはロングスローを選択。これがファーサイドまで流れ、クリアにいったエドソン・アルバレスが触り切れずオウンゴール。メキシコは同時刻に行われているドイツ対韓国の結果に決勝トーナメント進出を左右される状況に。
1点でも返したいメキシコだったが、その後得点は生まれず。メキシコが3失点で敗北を喫した。勝ち点で並んだ両者だが、得失点差でスウェーデンが首位通過を決めている。ドイツが韓国との一戦で負けたため、メキシコもグループ2位で突破を決めた。
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