今月初めにスポルティングの選手の9名がクラブに対して契約解除を要求するという珍事が発覚して約2週間が過ぎ、同クラブの会長のブルーノ・デ・カルバーリョ氏が辞任することが決まったようだ。25日、英紙『BBC』が伝えている。
退団要求した選手はGKルイ・パトリシオ、DFジェレミ・マテュー、MFダニエル・ポデンス、MFウィリアン・カルバーリョ、MFブルーノ・フェルナンデス、MFロドリゴ・バタグリア、FWパス・ドスト、FWジェルソン・マルティンス、FWマルコス・アクーニャの9名。また指揮官を務めていたジョルジュ・ジェズス監督もチームを離れることを決めている。
ことの発端となったのは、4月5日に行われたヨーロッパリーグ準々決勝、1stレグのアトレティコ・マドリード戦で0-2で敗れた試合後にカルバーリョ会長が失点に繋がるミスをしたマテューとDFセバスティアン・コアテスに対してSNS上で批判。さらに、決定機を逃したウイングのジェウソン・マルチンスやこの試合で警告を受け次戦出場停止となるSBのファビオ・コエントランやドストにも苦言を呈した。
すると翌日、19人の選手がSNSに共同声明を投稿。「我々は、チームのために必死にプレーしているが、リーダーからの支援が欠けている」と会長に対して反旗を翻したのだ。
そして、ついにカルバーリョ会長が辞任。クラブ会員の71%が辞任要求を求め正式に辞任が決定したとのこと。果たしてポルトガルの名門は選手やファンの信頼を取り戻すことが出来るのだろうか?
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