代表チーム オーストラリア代表

優勝候補フランス、VARによるPKを含む2得点で大健闘の豪州を破る

 日本時間16日に行われたワールドカップロシア大会グループステージ、グループCのフランス代表対オーストラリア代表の一戦は2-1でフランスが勝利した。

 大会3日目に登場した優勝候補の一角フランスは前線にウスマン・デンベレ、アントワーヌ・グリーズマン、キリアン・ムバッペの3トップを起用。一方のオーストラリアは浦和レッズ所属のアンドリュー・ナバウトが最前線で先発した。

 試合開始から攻め立てるフランスは序盤に相手ディフェンスラインの背後に抜け出したムバッペ、直接FKを狙ったポール・ポグバ、そしてグリーズマンが次々と枠内にシュートを放つが、GKにセーブされる。 

 徐々に落ち着きを取り戻したオーストラリアはセットプレーに活路を見出し、17分の鋭いFKが相手DFの足に当たり惜しいチャンスを迎えるが、GKウーゴ・ロリスがボールを弾き出してオウンゴールを免れた。

 その後フランスはコンパクトな陣形を保つオーストラリアを相手になかなか決定機を作り出せず、前半はスコアレスのまま終了する。

 ハーフタイム後の54分、フランスはスルーパスに抜け出したグリーズマンがペナルティエリア内で倒される。いったんはプレーが続行されるが、VARの結果ファウルが認められPKが与えられた。これをグリーズマンがきっちりと決めて、遂にフランスが先制に成功する。

 しかし直後の60分、今度はFKからのクロスに対してサミュエル・ウムティティがペナルティエリア内でハンドを犯し、オーストラリアにPKの判定。こちらもキャプテンのマイル・ジェディナクがキックに成功し、サッカールーズが同点に追いついた。

 そのままオーストラリアが貴重な勝ち点1を獲得するかと思われた81分、ゴール前に侵入したポール・ポグバのシュートがクロスバーに当たってゴールライン付近でバウンドする。ネットを揺らすことはなかったが、ゴールラインテクノロジーにより得点が認められてフランスが再びリードを奪った。

 試合はこのまま終了し、欧州屈指の強豪が大健闘を見せたオーストラリアを相手になんとか白星スタートを切った。