開催国ロシアが5-0大勝。開幕戦で貴重な勝ち点3奪取

2ゴールのデニス・チェリシェフ　写真:fujitv.co.jp

　ロシアワールドカップ（W杯）グループA開幕戦ロシア対サウジアラビアが行われ、ロシアがサウジアラビアを5-0で下した。

　試合の先手を取ったのは開催国のロシア。12分、CKのこぼれだまから右サイドでアレクサンドル・ゴロビンがファーサイドへクロス。フリーになっていたユーリ・ガジンスキーがこれをヘディングで合わせネットを揺らす。先制点を取り勢いに乗りたいロシアだったが、23分にアクシデント。アラン・ジャゴエフがカウンター時に加速した際に左足太ももを痛め負傷交代。リーガでプレーするデニス・チェリシェフが投入される。

　ロシアは負傷による交代策が吉と出る。43分、ゴロビンが相手DFとの競争に勝ちボールをエリアやや手前でボールを奪うと、ロシアは数的有利を作り出す。中央のフョードル・スモロフを経由して、エリア内左で浮いていたチェルシェフがボールを受けると、DF2枚をかわしてゴール左上にシュートを突き刺した。ロシアが前半の内に2点目を奪い、サウジアラビアを突き放す。

　ロシアが2点のリードを奪ったまま試合はハーフタイムへ。

　迎えた後半、早々に1点を返したいサウジアラビアだったが、ロシアが追加点。71分、スモロフに代わって投入されたアルテム・ジューバがゴロビンのクロスに頭で合わせ3点目。サウジアラビアにとっては厳しい展開に。　

　試合が終わるかと思われたアディショナルタイム2分、チェリチェフが見事なアウトサイドキックでエリア左やや外側から芸術シュート。これがゴール右上に吸い込まれ、試合は4-0に。さらに終了間際に獲得したFKをアレクサンドル・ゴロビンがゴール右隅に沈め5-0に。

　1点でも返したいサウジアラビアだったが、試合は5-0で終了。開催国のロシアが開幕戦で5-0と勝利を収めた。