ワールドカップ

W杯期間中はセックス禁止?ロシア政治家が異例の勧告

 

 ロシアの政治家タマラ・プレトニョバ氏が多くの観光客が訪れると予想されるロシアワールドカップ期間中に、ロシア人女性が観光客と性行為をするべきではないと警告し、話題となっている。14日、英メディア『テレグラフ』が報じている。

 ロシアラジオ『Govorit Moskva』に出演したプレトニョバ氏は観光客と性行為に及び妊娠した場合、シングルマザーになる可能性が高いとして、外国人観光客との性行為を控えるべきだと主張。「ロシア人女性の不適切な行動から良いことは生まれないだろう」と述べている。

 プレトニョバ氏の今回の発言にはロシアがソビエト連邦時代に開催した1980年の夏季モスクワオリンピックが背景にあるようだ。モスクワオリンピックの際に外国人観光客と関係を持った女性の子どもたちが、混血という扱いを受け、大人になってからもソ連時代に苦しい思いをしたという。

 過去の教訓から生まれた、今回のプレトニョバ氏の発言は多くの議論を呼ぶことになりそうだ。