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モウリーニョ、好調イングランド代表のW杯における立ち位置語る

 マンチェスター・ユナイテッド率いるジョゼ・モウリーニョ監督はワールドカップ・ロシア大会にてイングランド代表が一定以上の成果を残すという見解を示しているようだ。14日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がこれを伝えている。

 イングランドはロシアW杯前に仮想チュニジアであるナイジェリアとの一戦で2-1、仮想パナマであるコスタリカとの一戦で2-0と勝利を収めている。また同国代表は日本時間19日未明にチュニジア戦を控えており、その後はパナマ、そしてグループステージ最大のライバルであるベルギーとの試合を控えている。

 そのロシアW杯開幕を直前に控える中、モウリーニョ監督は直前の強化試合で好成績を残しているイングランド代表について「イングランド代表は若いものの、経験を兼ね備えているという点で良いグループだ。メンバー全員がプレミアリーグという世界で最も競争が熾烈(しれつ)であるリーグでプレーしている。彼らはフットボールの世界でハイレベルな大会であるチャンピオンズリーグでの経験も兼ね備えている。ロシアでうまくいくだろう」と語っている。

 また今大会ではドイツ、フランス、ブラジルなどが優勝候補と謳(うた)われているものの、同監督は「確かに彼らは素晴らしいメンバーを兼ね備えているが、メンバーの名前だけで良いチームになるとは限らない。時にはそこまでメンバーが揃っていなくても、より良いチームとなることもある。ただ私は“負け犬”がサプライズをもたらすとは思わない」とコメント。イングランド代表がこの優勝候補に割って入る可能性がありつつも、順当な結果に収まると考えているようだ。

 なお今大会のイングランド代表のメンバーにはユナイテッドから、DFフィル・ジョーンズ、MFアシュリー・ヤング、MFジェシー・リンガード、そしてFWマーカス・ラッシュフォードの4選手が選ばれている。モウリーニョ監督はこの4人に対する期待も込めてイングランド代表の健闘を願っているのかもしれない。