開幕まであと3日に迫ったワールドカップ。毎大会生まれる新たな記録は人々の記憶にも残るものばかりだ。そこで今回は、今大会で更新が期待されるW杯における8つの記録を紹介する。
最年長出場
エジプト代表に選出されたエッサム・エル・ハダリは45歳のゴールキーパーだ。彼がもしも試合に出場すれば、コロンビア代表としてプレーしたファリド・モンドラゴンが打ち立てた、43歳と3日というW杯最年長出場記録を更新することになる。
最年長キャプテン
こちらもエル・ハダリが更新する可能性のある記録。20年以上エジプト代表として活躍する同選手は、イングランド代表のキャプテンとしてプレーしたピーター・シルトンが保持している、40歳292日の最年長キャプテン記録の更新もかかっている。
最年長W杯デビュー
エル・ハダリが更新できる記録は2つだけではない。1994年アメリカ大会を最後にW杯出場から遠ざかっていたエジプト。45歳のGKが出場すれば、イングランド代表のゴールキーパーとして出場したディビッド・ジェームズが持つ、39歳321日の最年長W杯デビュー記録も更新可能だ。
キャプテンとしてのW杯最多出場
39歳になったラファエル・マルケスは今なおメキシコ代表の中心的選手だ。2002年の日韓ワールドカップに23歳ながらキャプテンとして出場し、前回大会まで4大会連続でアームバンドを巻いてきた。これはキャプテンとして出場したW杯の最多記録であり、今大会もキャプテンとして出場すれば自身の持つ記録を更新することになる。
最多クリーンシート
現在W杯の最多クリーンシート記録を保持しているのは、ピーター・シルトンとフランス代表としてW杯優勝も経験したファビアン・バルテズだ。両者ともに10試合でクリーンシートを達成している。この記録に迫っているのがドイツ代表のマヌエル・ノイアー。彼は現在7試合を無失点で終えており、連覇を狙うチームであることを考えれば記録更新は十分にあり得る。
最多PK戦勝利
ドイツ代表とアルゼンチン代表はともにPK戦に強い。両国代表は4度にわたってシュートアウトで勝利を収めており、W杯記録を共にしている。この2ヶ国と決勝トーナメントで対戦する代表チームは、少なくとも120分以内に勝負を決したいところだ。
最多対戦
ブラジル代表とスウェーデン代表は過去に7回対戦している。優勢なのはブラジルだ。1958年にスウェーデンで開催されたW杯の決勝はこの両国の対戦になり、当時17歳だったペレ有するブラジルが5-2で同国初優勝を果たした。
もうひとつ7回対戦しているカードがある。それはドイツ代表(西ドイツ時代含む)とアルゼンチン代表だ。果たしてこのふたつのカードが実現することはあるだろうか。
最多得点
ミロスラフ・クローゼが持つW杯最多得点記録は16ゴール。現実的にこの記録を今大会で更新可能なのは、ドイツ代表の後輩トーマス・ミュラーだ。ポジショニングに優れたフォワードは現在W杯通算10得点を記録。先輩の記録を更新するには、コーチとして同国代表に帯同しているクローゼ本人からアドバイスをもらうのが、最も効果的かもしれない。
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