イングランド代表は日本時間8日未明にエランド・ロードで行われたコスタリカ戦で2-0と勝利を飾っている。
イングランドのガレス・サウスゲイト監督はワールドカップ・ロシア大会本番に向けた最終の強化試合でもナイジェリア戦と同様に3バックのシステムを採用。リバプールではサイドバックを務めているDFアレクサンダー・アーノルドを中盤サイドで起用したり、こちらも本職がサイドバックであるトッテナム・ホットスパーのDFダニー・ローズを中盤センターで先発させるなどテストマッチとしての色合いが濃い布陣となる。
一方、2014年のワールドカップ・ブラジル大会でベスト16進出という波乱の立役者となったコスタリカはレアル・マドリードのGKケイロル・ナバスを先発起用するなどフルメンバーでこの一戦に臨む。
スタジアムに数多くのファンが詰めかける中で行われる中、スコアを動かしたのはホームのイングランドだった。12分、右サイドよりやや中央寄りの位置でパスを受けたマンチェスター・ユナイテッドのFWマーカス・ラッシュフォードが右斜め45度の位置から思い切り右脚を振り抜くと、これが見事なまでに美しい弧を描きゴール左隅を揺らして先制に成功する。
対するコスタリカは26分、ペナルティエリア手前でパスを受けたミネソタ・ユナイテッドのFWホアン・ベネガスがイングラン守備陣の間にできたスペースを狙いシュートを放つも、これはストークのGKジャック・バトランドのファインセーブに阻まれる。
その後イングランドはサイドを起点にコスタリカゴールに迫るものの、追加点を奪うには至らず前半を1点のリードで後半へ折り返す。
その後半もイングランドは主導権を握る立ち上がりを見せると55分、コスタリカ守備陣のクリアによるセカンドボールをリバプールのMFジョーダン・ヘンダーソンダイレクトに右脚で合わせ、強烈なシュートを放つも、ナバスがこれを好セーブ。得点には結び付かない。
以降も決定機を作るもなかなか追加点を奪えずにいたイングランドだが76分、左サイドからのパスを受けたトッテナム・ホットスパーのMFデレ・アリがボックス内に鋭いクロスを送ると、これにアーセナルのFWダニー・ウェルベックがダイビングヘッドで合わせ、ゴールネットを突き刺した。
待望の追加点を奪ったイングランドはコスタリカの反撃を許さず、試合はこのまま2-0で終了。本大会に向けて弾みとなる勝利を挙げた。なお、イングランドは本大会グループステージで日本時間24日晩にパナマと対戦する。
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