代表チーム ポルトガル代表

Cロナウド先発のポルトガル、ブラジルW杯16強アルジェリアを3発撃破

 ポルトガル代表は日本時間8日未明にベンフィカのホームであるエスタディオ・ラ・ルスでアルジェリア代表と対戦し、3-0で快勝した。

 ポルトガルのフェルナンド・サントス監督はスコアレスドローに終わったベルギー戦で出場しなかったレアル・マドリードのFWクリスティアーノ・ロナウドを前線2枚の一角で先発起用。また中盤にはベルギー戦と同様にマンチェスター・シティのMFベルナルド・シウバやモナコのMFジョアン・モウチーニョなどがスタメンに名を連ねた。

 一方かつてバヒド・ハリルホジッチ監督のもと2014年のワールドカップ・ブラジル大会でベスト16という好成績を収めたアルジェリアは、今夏のシティ移籍が噂されているレスター・シティのMFリヤド・マフレズやシャルケのMFナビル・ベンタレブなどが強豪ポルトガルとの一戦で先発出場を果たした。

 ポルトガルは試合開始直後の1分、いきなりペナルティエリア手前の位置でFKを獲得し絶好のチャンスを迎え、これをクリスティアーノ・ロナウドがグラウンダーの強烈なシュートを放つも壁に阻まれる。

 その後も積極的にアルジェリアゴールに迫るポルトガルは8分、アルジェリアのビルドアップのミスを突き、一気にショートカウンターで最終ラインの裏に抜け出したクリスティアーノ・ロナウドがフィニッシュまで持っていくものの、オフサイドの判定に遭う。

 それでも17分、ポルトガルは味方からのロングフィードに反応してアルジェリアの最終ライン裏に抜け出したベルナルド・シウバが同じくスペースに飛び込んでいたバレンシアのFWゴンサロ・ゲデスにヘディングで折り返すと、ゴンサロ・ゲデスがこれを右脚からダイレクトでグラウンダーのシュート放ちネットを揺らした。

 先制に成功したポルトガルはさらに37分、クリスティアーノ・ロナウドが左サイドからクロスを上げると、ボックス内に入りこんできたスポルティングCPのMFブルーノ・フェルナンデスが頭で合わせゴールネット左隅を突き刺した。

 主導権を握り2点のリードで後半に折り返したポルトガルは、後半も開始早々からクリスティアーノ・ロナウドが中央からドリブル突破を図り、相手選手にファウルで倒されるシーンが見られるなど、積極的な立ち上がりを見せる。すると55分、ブルーノ・フェルナンデスが左サイドからドリブルでペナルティエリア内に侵入し、ゴール前にクロスを上げると、これにアルジェリアDFの背後から飛び込んできたゴンサロ・ゲデスが頭で合わせ、3点目を奪う。

 以降も試合終了までアルジェリアを圧倒したポルトガルは3-0という快勝劇で試合を終えている。なおこれでワールドカップ・ロシア大会までの強化試合を全て終えたポルトガルは日本時間17日未明に行われるスペインとの一戦を控えている。