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バイエルンの独代表DF巡り、ユーべとナポリも獲得レース参戦か

 バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表DFジェローム・ボアテングを巡り、ユベントスとナポリが争奪戦を繰り広げる可能性があるようだ。4日、ドイツ紙『ビルト』がこれを伝えている。

 クラブとの契約を2021年まで残しているボアテングの去就を巡っては、本人が以前に「僕はバイエルンであらゆる経験を得た。少しずつではあるが僕自身が抱えている疑問に対する答えを出す時期を迎えつつある」と今夏退団を示唆するコメントを残しており、マンチェスター・ユナイテッドをはじめとするプレミアリーグ強豪クラブが獲得に名乗り出ていると伝えられている。

 またバイエルン首脳陣は同選手の放出を前向きに検討していることから、より争奪戦が激しさを増すものとみられる。その中、今季スクデットを巡って終盤戦まで熾烈(しれつ)な争いを繰り広げたユベントスとナポリが新たに獲得レースに加わる可能性が浮上しているようだ。

 ユベントスはモロッコ代表DFメディ・ベナティアの去就が不透明となっていることから、同選手の後釜として考慮している模様。一方、ナポリは元バイエルン指揮官であるカルロ・アンチェロッティを招聘(しょうへい)したことにより、新たにボアテングをリストアップする可能性があるものとみられる。

 日本時間4月末の太ももに抱えた筋肉系の問題もほぼ解消されワールドカップ・ロシア大会への出場が濃厚となっているボアテングだが、自身の去就が不透明である点でもこの夏は忙しくなりそうだ。