
ベテランDF陣は安定をもたらせるか
強豪コロンビア代表との初戦まで3週間となった今、ロッカールームでチームに安定感をもたらすのは吉田麻也らベテラン選手の仕事になる。サウサンプトンのディフェンダーはチームの現状について率直に語り、前を向く必要性を強調した。
「昨年の10月から勝っていません。ロッカールームの雰囲気はあまり良くないですが、今日は新しいチャレンジをしました」と吉田は試合後に語った。「前を向いて、コロンビア戦へどう改善できるかを話し合わないといけない」
吉田は4年前のブラジルでの自身の経験から、若いチームメートがロシアで直面するプレッシャーについても語っている。
「ワールドカップはプレミアリーグやアジアカップも含めて、他の大会とは完全に違います」
「4年前は100%のパフォーマンスができませんでした。プレッシャーによるストレスのせいかもしれません。(ワールドカップは)他の大会よりも難しいです」
南アフリカ大会での岡田武史監督の大胆な戦術変更を振り返った長友佑都も、同様の考えを述べている。
「(岡田監督は)批判されましたけど、迷いながらも決断を下して選手もそれについていった。強い気持ちでチームが一つになっていました」とガラタサライのディフェンダーは語る。「ブラジルではより海外での経験があって、個人レベルでは強かったのかもしれないですが、この2大会を比べるとチーム全体の重要性を感じています」
「今は非常に難しい状況で今日もたくさん問題がありましたが、ポジティブな点もいろいろありました。南アフリカの時とは違うかもしれないですが、チームが一つにまとまるところに近づいているんじゃないかと思います」
「追い込まれて批判される時こそ僕らは立ち上がるので、僕らにとってはポジティブな状況だと思っています」
著者:ダン・オロウィッツ
アメリカ・フィラデルフィア出身のフットボールトライブライター兼カメラマン。Twitter: @aishiterutokyo
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