大金をちらつかせ選手の獲得に動くビックグラブ。近年では移籍金の高騰ぶりに拍車が掛かっている。2億2200万ユーロ(約290億円)でバルセロナからパリ・サンジェルマンへと移籍したブラジル代表FWネイマールなどが良い例だろう。しかし、サッカー界には大金には目もくれず、チーム愛や周囲の説得を受けビッグクラブからのオファーを断った選手たちがいる。今回はそんな10人の選手をご紹介する。
マレク・ハムシーク
国籍:スロバキア
所属クラブ:ナポリ
ハムシクは2015年夏にユべ ントスからのオファーを受けたが、ナポリ残留を決意。本人は「ユーベからオファー受けたことは知っているよ。自分の気持ちは出さない。その方がベターだ」とコメントしている。
アントニオ・ディ・ナターレ
国籍:イタリア
所属クラブ:引退
昨季限りで現役を退いたディ・ナターレは、ウディネーゼへの忠誠を失うことはなかった。2年連続のセリエA得点王に輝いた実績を評価され、ユベントスなどビッグクラブからメガオファーを受けたが、全て拒否している。
ドメニコ・ベラルディ
国籍:イタリア
所属クラブ:サッスオーロ
ユベントス、インテルなどから熱視線を受けていたベラルディ。2016年にはユベントスがベラルディ獲得のオプションを持っていたが、十分なプレー時間の確保ができないという理由から移籍を断っている。
マヌエル・ルイ・コスタ
国籍:ポルトガル
所属クラブ:引退
フィオレンティーナでファンタジスタとして活躍していたルイ・コスタ。2001年にはパルマ、ミランなどからオファーを受けミランへの移籍を決断した。同選手の獲得を逃したパルマは元日本代表の中田英寿をアジア人史上最高額の移籍金で獲得している。
パベル・ネドベド
国籍:チェコ
所属クラブ:ユベントス副会長
ユベントス副会長のネドベドにはインテルからのオファーがあったようだ。当時指揮官のジョゼ・モウリーニョ氏が「インテルにおいで。チャンピオンズリーグで勝たせてやるよ」とネドベドに直接オファーを送っていたようだ。しかし「CLはユーベで取りたい」と移籍を拒否している。
パオロ・マルディーニ
国籍:イタリア
所属クラブ:引退
1996年にマンチェスター・ユナイテッドからオファーを受けていたというマルディーニ。当時チェルシーの監督を務めていたルカ・ビアッリからはチェルシー移籍のオファーを電話で受けたという。しかし「私は彼らとは直接話しをしなかった」とオファーをはねのけたようだ。
フランチェスコ・トッティ
国籍:イタリア
所属クラブ:ローマフロント
ローマのレジェンドであるトッティは2003年の夏にレアル・マドリードからオファーを受けていたようだ。トッティ自身が「マドリードは獲得するために可能な限りの手段を尽くした」と語っている。しかし、夫人、家族、友人の説得もありローマに残留している。
アントワーヌ・グリーズマン
国籍:フランス
所属クラブ:アトレティコ・マドリード
積極的に選手獲得に動くマンチェスター・ユナイテッドのメインターゲットとされてきたグリーズマン。ユナイテッドも140億円を用意し獲得を目指すといわれていたが、同選手は週給に約6000万円を要求。ユナイテッドのオファー額より2000万円ほど高く、事実上現在のオファーを拒否した形だ。
スティーブン・ジェラード
国籍:イングランド
所属クラブ:リバプール下部組織監督
リバプール在籍時にレアル・マドリードからオファーを受けたというジェラード。しかし、態度や選手獲得の手法が気に入らないとして移籍を断っている。高圧な的な態度で迫るマドリードに嫌気がさしたようだ。
アンドレア・ピルロ
国籍:イタリア
所属クラブ:引退
2006年W杯を制しレアル・マドリードからのオファーを受けていたピルロ。自伝の中で「頭も心もすでにレアル・マドリードの選手だった」と語ってるように、移籍を決断していた。しかし、当時ミラン副会長のアドリアーノ・ガッリアーニ氏の説得を受け残留している。未記入の小切手を渡されていたようだ。
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