ブンデスリーガ セリエA

アンチェロッティ、ナポリ監督就任へ急接近で今後数日以内にサインか

 元バイエルン・ミュンヘン指揮官のカルロ・アンチェロッティ氏がナポリ監督就任間近に迫っているようだ。23日、『CalcioNapoli24』などイタリア国内の複数メディアがこれを伝えている。

 かつてミラン、チェルシー、パリ・サンジェルマン、レアル・マドリード、バイエルンと数多くのビッグクラブで実績を残してきたアンチェロッティ氏は昨年9月末にバイエルン指揮官を解任されており、ここまでフリーの状態が続いている。

 同氏を巡っては、現指揮官の去就が不透明であると伝えられていたユベントスとナポリが招聘(しょうへい)を画策しているものとみられていたが、どうやらナポリがここに来て大きな動きを見せている模様。一方ユベントスは4シーズン連続で国内2冠を達成したマッシミリアーノ・アッレグリ監督の留任が既定路線となっているようだ。

 そして現地時間23日晩にナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長、クリスティアーノ・ジュントーリSD(スポーツディレクター)、アンチェロッティ氏の3人がローマで約3時間に及んで会談を行った模様。

 イタリアの複数メディアの報じるところによると、この会談により3年契約を結ぶ基本合意に達したものとみられ、契約の細部の調整は明日以降に行うようだ。さらにイギリスメディア『スカイスポーツ・イタリア』は同氏がサインを交わした時点でナポリ首脳陣はマウリツィオ・サッリ監督の解任を行うと伝えられている。

 なおサッリ監督はロベルト・マンチーニの退任に伴い現在指揮官が空席となっているゼニト・サンクトペテルブルクからオファーを受けたものの拒否したため、かねて噂されているチェルシー行きが濃厚となっている。どうやら来季のスクデット獲得に向けてナポリは今後、数日以内に指揮官交代へ踏み切るようだ。