ヘントの日本代表FW久保裕也は日本時間20日深夜に行われたジュピラー・プロ・リーグ優勝プレーオフ(ベルギー1部)第10節・クラブ・ブルージュ戦で先発出場を果たし決勝点をマークした。
久保を3試合連続で先発起用したヘントは14分、右サイドからのクロスにペナルティエリア内で久保が右脚で合わせるも、これはアメリカ代表GKイーサン・ホーバスの好セーブに阻まれ先制ゴールとはならない。また同選手は20分にもFKから直接ゴールを狙うも、ゴールマウスからわずか右に外れる。
しかし28分、ヘントはビルドアップの局面でDFサミュエル・ギコがクラブ・ブルージュの最終ラインの裏のスペースを狙ったロングフィードが送られ、これに久保が反応。右足でのトラップからシュートを放つと、前に出てきたホーバスの左脇を抜け、ゴール左隅を揺らした。
先制ゴールをもたらした久保は後半にも絶好機を迎える。76分にナイジェリア代表MFモーゼズ・サイモンの裏を狙った縦パスに反応した久保はホーバスとの1対1の局面を迎えシュートを放つ。しかしここはホーバスのブロックに遭い追加点とはならなかった。
それでもヘントは久保のゴールを最後まで守り切り、今季最終戦を1-0の勝利で飾った。またヘントは上位6クラブによって争われるプレーオフを4位で終えたことにより、来季はヨーロッパリーグ(EL)で3回戦から参戦することも決定している。日本代表の予備登録メンバー35人には入ったものの、ガーナ戦招集メンバーからは外れた久保だが、この最終戦でもアピールに成功したことにより、ワールドカップ・ロシア大会の23枠に入る可能性は十分にありそうだ。
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