代表チーム ブンデスリーガ

バイエルンのノイアー、今季最終戦の独カップ戦決勝にベンチ入り

 バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが日本時間20日未明に行われるDFBポカール決勝・アイントラハト・フランクフルト戦の招集メンバーに名を連ね、昨年9月以来約8カ月ぶりに戦列復帰を果たしたようだ。19日、ドイツ紙『キッカー』がこれを伝えている。

 ノイアーは昨年9月の中足骨骨折によりブンデスリーガ第4節・マインツ戦を最後に公式戦に出場しておらず、手術を受けていた。また同選手はこれまで数度にわたり復帰時期が遅れ、今季中の復帰が絶望的であるとの見方が強まり、さらにはワールドカップ・ロシア大会への出場も微妙と考えられていた。

 しかしノイアーは4月上旬にはスパイクの履いてトレーニングを行うなど復帰に向けて着実に前進すると、今週は全体トレーニングに全て参加。そして遂に今季最終戦のDFBポカール決勝にベンチ入りすることが決まったようだ。バイエルンのユップ・ハインケス監督は前日記者会見にて「全く痛みもないし、数ヶ月にわたって模範的に体づくりに取り組んできた結果、彼のフィジカルは見事に仕上がっている」と語っており、同選手の復帰に胸をなで下ろしているようだ。

 ただドイツ国内の複数メディアによると、この一戦ではGKスベン・ウルライヒがゴールマウスを守るという見立てが多く、ノイアーは緊急事態に備えてベンチで出番を待つことになりそうだ。なおバイエルンの対戦相手であるフランクフルトの日本代表MF長谷部誠は先発出場が確実視されており、強力なバイエルンの攻撃陣と対峙することとなりそうだ。