かつてアルゼンチン代表の絶対的ストライカーとして1986年のFIFAワールドカップ・メキシコ大会で優勝を成し遂げるなど数多くの伝説を残してきたディエゴ・マラドーナ氏がベラルーシ・プレミアリーグに所属するディナモ・ブレストの会長兼監督を務めることとなったようだ。16日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを報じている。
マラドーナ氏は2010年の南アフリカW杯で母国アルゼンチン代表の指揮後、アラブ首長国連邦(UAE)のアル・ワスルやアルゼンチンのCDリエストラの監督・コーチを務めると、その後はUAEのフジャイラSCで指揮を執っていたものの1部昇格を逃したことを受け、先月末に退任していた。
複数クラブを転々と渡り歩いていた同氏だが、新天地はベラルーシのディナモ・ブレストに決定し、現場で指導に当たるだけでなく、会長職の就任によりクラブの“全権”を委ねられることとなりそうだ。
そのディナモ・ブレストは国内リーグでの優勝こそ1度も果たしていないものの、昨シーズンを含め過去2回のベラルーシ・カップ制覇を成し遂げている。また今季は第7節まで終えて8位につけており、首位のバテ・ボリゾフとは12ポイント差をつけられている。果たしてマラドーナ氏はまだ欧州では名の知られていないディナモ・ブレストを上位クラブへと成長させることができるのだろうか。
コメントランキング