マンチェスター・ユナイテッドの指揮官ジョゼ・モウリーニョはレアル・マドリード在籍時代に犯したとされる脱税容疑で起訴された件について、懲役刑を避けるべく罰金80万ユーロ(約1億350万円)の支払いに応じたようだ。9日、スペイン紙『エル・ムンド』が伝えている。
マドリードで3シーズンに渡って指揮官を務めていたモウリーニョは2011年から2012年にかけて自身の肖像権による収入を2度に渡って申告を怠り不当に利益を得ていた脱税の疑いが持たれ、その額は330万ユーロ(約4億1000万円)にものぼると伝えられている。
また同監督はこの脱税容疑の罪でスペイン検察当局から起訴されており、罰金の支払いに応じない場合は1年間の実刑が科されることから、罰金を支払うことでこの一連の疑惑を巡る騒動に終止符を打つ姿勢を打ち出したものとみられる。
なおスペインのフットボール界における脱税疑惑はモウリーニョ監督のほかにも、マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやブラジル代表DFマルセロ、現在はスポルティングCPに所属しているポルトガル代表DFファビオ・コエントラン、ユナイテッドのチリ代表FWアレクシス・サンチェス、さらには元バイエルン・ミュンヘンのMFシャビ・アロンソなど数多くの選手が関与していることが過去に伝えられていた。
現在はその脱税疑惑に関する報道も収まりを見せつつあるものの、今後再びマドリードやバルセロナに所属する選手・監督などを主にメディアで騒がれることがあるかもしれない。
コメントランキング