セリエA インテル

ユベントスが10人相手に劇的再逆転勝利。ナポリに首位譲らず

 日本時間29日に行われたセリエA第35節、インテル対ユベントスは3-2でユベントスが勝利を収めた。

 試合は序盤から大きく動く。13分、右からのクロスにファーでフリーになっていたドウグラス・コスタがワンタッチから左足を振りぬき、ユベントスが幸先よく先制に成功する。

 そして18分に試合の展開を大きく変えるジャッジが。マリオ・マンジュキッチへのチャレンジに対してマティアス・ベシーノに対してイエローカードが提示された。しかしVARの指示によりビデオを確認した主審は判断を変更、レッドカードを提示し、ベシーノは退場に。インテルは早くも10人での戦いを強いられることに。

 さらに50分、一度はブレーズ・マテュイディがゴールネットを揺らすも、VARによりオフサイドに。

 後半に入ると試合は一変。10人のインテルがペースを掴む。

 52分、敵陣右サイドでFKを得るとそれをエース、マウロ・イカルディが頭で合わせて1-1の同点に。さらに65分にはイバン・ペリシッチが左サイドを突破し、中央へ送った低いクロスの対処を、アンドレア・バルツァッリが誤りオウンゴールに。インテルが逆転に成功した。

 パウロ・ディバラとフェデリコ・ベルナルデスキを投入して攻勢を強めるユベントス。それが実ったのは87分、クアドラードが右サイドを突破して角度のないところからシュートを決めて同点に。

 さらに89分、左サイドからディバラが蹴ったフリーキックをゴンサロ・イグアインが叩き込み、最後の最後でユベントスが逆転に成功した。

 試合はこのまま終了し、スクデット獲得に向けて負けられないユベントスは10人相手に辛くも勝利を収め、首位を守った。